「オンライン飲み会という名の愉悦」とは…
オンライン飲み会サービスの「たくのむ」を利用して、過去の記事の中で特に反響が大きかった看板娘と乾杯する企画。
第3回にご登場いただくのは2019年8月に取材した看板娘、恵美さん。

看板ドリンクはご当地カクテルの「横須賀ブラジャー」だった。

これをいただくのは次回訪問時のお楽しみということで、ホッピーと“酔わないThe CHOYA”梅酒で乾杯。そう、恵美さんはお酒が飲めない体質なのだ。
乾杯!

「もしお酒を飲んだらですか? ダルメシアンみたいに全身ぶつぶつだらけになります(笑)」。
聞けば、「緊急事態宣言」が出た4月7日以降、お店を完全に閉めているそうだ。
「若松マーケットの飲食店はほとんど休業していますね。あ、そういえば『記事読んだよ』と言ってくれるお客さんも結構いてありがたかったです」。

恵美さんの近況を聞いて驚いた。顔のホクロを取ったというのだ。
「今度の7月8日で50歳になるんですが、まあ断捨離というか。それまでは全然気にならなかったのに、去年ぐらいから『これいらないかな』と思い始めて全部で10個取りました」。
よく見れば、モニター越しに赤い斑点が見える。ホクロを除去した跡だ。ちなみに、切開は保険が適用され、レーザーは保険適用外という豆知識も教えてもらった。


そうだ、お母さんはお元気ですか?
「あんなに好きだったお酒をピタッとやめました。心臓の検査をした際に、アルコールアレルギーという結果が出まして」。

このおしゃれなマスクは恵美さんの手作り。横須賀でもマスクは品薄とのこと。
「ずっと家にいるし、お客様やお友達の役に立てないかなと。50枚ぐらい作っていろんな人に配りました」。

また、横須賀市では4月10日から市内各地で次亜塩素酸水(除菌水)の無料配布を始めた。

「除菌水をもらったというよりは安心感をもらったという思いです。感動したので市長宛にお礼の手紙を出しました。
自粛ムードが広がる前は外食などもしていた。下の写真は山の上ベーカリーで食べた日替わりランチ。

「私、キッシュが大好きなんですよ。自分でも作るので、参考になるかと思って注文してみました」。

「チョコも大好きです。女の子の友達にバレンタインデチョコをあげたら、ホワイトデーにお返ししてくれました」。
ラストを飾る写真は、なぜかてんとう虫。
「旅行で瀬戸内のしまなみ海道に行ったときに撮りました。都会ではあまり見る機会がないから珍しいなと。虫はめっちゃ苦手だけど、てんとう虫は襲って来なさそう」。

というわけで、看板娘の近況を聞いたら「ホクロを10個除去した」という割とインパクトのある告白をしてくれた。
バーは休業中だが掃除や帳簿の仕分けなど、やることは多い。恵美さん、今度は“横須賀ブラジャー”で乾杯させてください。
【取材協力】
バー サタン
住所:神奈川県横須賀市若松町3-13
電話:046-825-9068
https://wakamatsu-market.jp/shop/satan/
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「オンライン飲み会という名の愉悦」
これまで取材してきた109人の看板娘を振り返りながら、ふと考える。「あの人、元気かな?」。本来なら近況を聞きながら乾杯したいところだが、何しろこんなご時世。そこで思いついた。遠隔でオンライン飲み会を開けばよいのだ。さっそく、人気上位の看板娘にオファーしよう。 上に戻る
石原たきび=取材・文