大人サーファーたちの街着を調査したところ、サーフ歴が長い人ほど品良く“きれいめ”なスタイルが多かった!
つまり「海でしっかり遊び、街でしっかり装う」がカッコいい大人のあり方なのだろう。
掛井智也さん Age 40
ホテルやレストランのプロデュースを手掛ける会社に勤める掛井さん。
キメの細かいスエードジャケットとハイゲージニットの組み合わせは確かにクリーンでノーブル。それを黒レザーで引き締めたのが都会的。でも、キメキメに見えないのは、焼けた肌とGショックの賜物か。

「隙のない格好いい空間も、ずっといたら疲れる。服装もホテルと一緒でヌケ感が大切だと思います」。

奥州谷知宏さん Age 37
「サーフィンを始めたのは高2のとき。たぶん、その頃がいちばんサーファーっぽい格好をしていたと思います(笑)」。30歳を過ぎて歌舞伎や美術鑑賞に興味を持ち、自分の格好を見直したという。
「率直に、自分の格好がそれらを鑑賞するときに小汚いと思ったんです。それで、行く場所に合わせて服選びをするようになりました」。

とはいえ、スラックスは海辺と都市での兼用を想定したシンガポールブランドのものでイージー仕様。

東山貴広さん Age 44
東山さんのワードローブは、大半がデザイナーと親交の深いノンネイティブのもの。細身のサイジングはブランドの意図に則りつつ、色使いには独自のセオリーも。
「基本的にワントーンで大人っぽく見せたいという気持ちがあります。中間色が特に好きですね」。

サーフィンはライフスタイルと割り切っており、ファッションでそれを主張することはないそうで、「海の中ではお洒落は通用しませんからね。でも、乗り方のスタイルやギアで個性を出したいです!」と言う。

弓削智久さん Age 40
「サーフィンを始めて、海で出会う人たちが関わっている服を着ることが増えました。サタデーズも海帰りにコーヒーを飲みに寄る店のひとつ」。
現代的なミリタリー調のコートに、スウェットパンツをルーズにならないよう色数少なく合わせるのが弓削流だ。

「もう何足目かわからない」という白のエアフォース1は、履くと気持ちが引き締まるという。
「海ではラフな先輩も、街での食事にはビシッとした格好で現れたりする。