美しい海と空、世界遺産・勝連城跡がある、沖縄中部エリアに位置するうるま市。
ここで、リモートワークが増えている種市 暁さんが初めてのワーケーションにトライ!
しかも、撮影と現地ガイドは地元の写真家アラカキヒロミツさんに依頼。
Style① 種カジのビズカジ
旅先では黒が多いという種市さん。そこにはサーフトリップで身につけた、いかに荷物を減らすか、いかに着まわせるか、といったサーファーらしい思考が反映されている。
「特に南の島やリゾートが旅先となると派手めの色で揃えがちですよね。でも僕は普段からモノトーンが多く、それは旅でも同じ。何にでも合わせやすいから、結果として持っていく荷物が減るんです。大人っぽくも見えますしね」。
今回は仕事も兼ねた旅。真っ青な海が広がるふるさと海岸で見せたのは、“海遊びの前にちょっとひと仕事”という格好で、ジャケットを着ているのはそのためだ。
「挿し色の黄色いTシャツは、昨年エキシビジョンマッチを行った僕ら世代の最強ボクサー、マイク・タイソンのオフィシャルTシャツ。ZOOMとかのリモート会議では、こういう『なんスカ、それ!?』的なツッコミアイテムを上半身に挟むと、会話のネタになりますよね」。
そして「あ、そろそろ時間だ」と言ってバッグからPCや書類を取り出した種市さん。
しかしその格好は、ザ・ノース・フェイスのメッシュキャップを被り、世界的なカリスマサーファーのケリー・スレーターらが手掛けるアウターノウンのサーフショーツを身に着け、ハワイで買ったルナサンダルを履いたもの。
黒基調のため仕事っぽく見えるものの、実際は思いっきりの海仕様という装いで、画面の向こうの東京とつながっていったのでした。
Style② 実は海の上でもモノトーン
ひと仕事を終えて、目の前の海でひと遊び。
うるま市を拠点にシーカヤックやSUPによる“海の冒険”を提供する「カモメのジョナサン」のスタッフ、玉城聖吏さんの手ほどきによって海へ漕ぎ出すことに。手ぶらで沖縄入りしたものの、必要なギアはレンタルできるので問題なしだ。
「ギアに加え、タッパーとシーカヤック用のライフジャケットはレンタルしました。あとは普段から使っているものばかり。ザ・ノース・フェイスのメッシュキャップはツバが大きくて、顔を陽射しから守れていいんですよね。
ところで、下半身はひとつ上のスタイリングと同じ?
「はい、アウターノウンのショーツにルナサンダルです。サーフショーツなのですぐに乾くし、海上がりに再び仕事も全然OK。ワーケーションに打ってつけのユニフォームですね(笑)。この環境なのにWi-Fiも飛んでいて、仕事と遊びがシームレスに楽しめます。じゃ、行ってきます!」。
少し風が強めのこの日。海に漕ぎ出したら潮の流れに乗り、ピューっと、あっという間に沖へ。
ビーチのある浜比嘉島の西側は道路のない手付かずの景観が魅力。その自然のままの様子を海から楽しんだ種市さんなのでした。
Style③ うるま流クルーズスタイル
仕事と海遊びを終えたら、うるま市のクルージングへ。
その目的地のひとつが「ギャラリーはらいそ」。
ここはうるま市で作られた工芸品を販売していて、沖縄の伝統工芸である陶器やちむんや、琉球ガラス、琉球藍織物などが楽しめる。
「ガラスや陶器に置物など、これだけ多彩に揃っていると、滞在が短時間でも沖縄のカルチャーを十分に楽しめますね」と種市さん。着いて早々、興味を抱いた作品を眺め、手に取り、ときに「いい形だな~」などとこぼしながら堪能していった。
そして沖縄文化の一片に触れたこの日は、カジュアルながら大人モードの装い。
「七分丈パンツはFRCBのもので、カジュアルなアイテムなんだけれど人工スエードという素材が大人っぽさを出しています。
しかもグラフペーパーのニットは気軽に洗えるので旅先で安心なんだとか。
現地を熟知するアラカキさんと一緒に撮影をしたことで、ビジター視点だけではない時間を過ごせ、また違ったアウトプットとなった種カジ@沖縄ワーケーション編。
次回は種市さんが、ワーケーションで楽しんだ沖縄の模様を紹介!
【取材協力】
プロモーションうるま
https://promo-uruma.com/
アラカキヒロミツ=写真・コーディネイト 小山内 隆=取材・文