オーバーランドスタイルでアウトドアを楽しむ大人が集ったイベント「“OVER LAND EXPERINCE” GRID POINT&MEETUP CAMP」。

このイベントに、アウトドア好きで知られるスタイリストの平 健一さんも参加。

集まった人たちの愛車を取材してもらった。第1回のバンに続いてお届けするのは、ピックアップトラック。

荷物を載せる部分が剥き出しなピックアップは、荷台にルーフという“制約”がない分、アイデア次第で自在にカスタマイズすることができるのだ。このトヨタの3台をサンプルに、アウトドア上級者を目指そう。

 


■トヨタ ハイラックス

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50年以上の歴史があるジャパニーズ・ピックアップトラックがハイラックス。

かつては日本でも日産のダットサントラック、マツダのプロシードなどの4WDピックアップが販売されていたが、販売台数の少なさから消滅。

ハイラックスも2004年の6代目生産終了に伴い、一度は日本市場から消えたものの、2017年からタイで製造している通算8代目となるハイラックスが日本に導入されるようになっった。

今回出会った加藤 守さんが乗っていたのは、グリルやフロントバンパー、荷台のスポーツバー、サイドステップなどをTRDのパーツを使い、ワイルドな中にもスタイリッシュな印象に仕上げたハイラックス。タイヤはマッドテレーン、ホイールはKMCに。

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そんなハイラックスで引っ張っている牽引車はNJSTAR 南極星 seriese エクスプローラーだ。ミリタリー感に溢れたデザインが目を引くキャンピングトレーラーで全長5m、全幅2mというサイズ。

ここにシャワールームや冷蔵庫、ガス給湯器、ソーラーシステム、外部スライドキッチンなどを備えていて、ポップアップ式のテントを展開して居住空間を広げられるようになっている。

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キャンピングトレーラーはどちらかというとナチュラルなイメージのものが多いが、ミリタリーっぽさに溢れたこれなら、キャンプ場で目立つこと間違いなし!


■トヨタ タンドラ

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トヨタ タンドラ + FUNFORT TINYUNIT テントトレーラー TT-02

米国トヨタが2000年から製造するフルサイズピックアップトラックがタンドラ。

写真のモデルは現行型となる2代目後期モデルで、5.7L V8エンジンを搭載する。

ボディは全長5814×全幅2030×全高1925mmと日本では圧巻のサイズ。

この巨体と溢れるパワーで、2012年にはスペースシャトル“エンデバー”を牽引するというミッションを成功させたことでも知られる。

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上記ハイラックスとともにこのタンドラも持ち込んだ加藤さん。ハイラックス同様にTRDパーツでカスタムし、荷台はフラットにしてルーフボックスなどをつけるという面白い使い方をしている。

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さらにテントトレーラーも牽引。キャンプ場でテントを展開すれば大自然の中に快適な居住空間を広げることができる。


■トヨタ タコマ

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トヨタ タコマ

米国トヨタが製造するピックアップトラックで、タンドラよりひとまわり小さく、日本のハイラックスとほぼ同じサイズになる。

とはいえ全長は約5.4m、全幅は1.9mを超えるが、日本で乗るならタンドラよりも乗りやすいトヨタ製のアメ車だ。

4ドアのダブルキャブになることもタコマとハイラックスとも同じ。もともとは米国版ハイラックスという位置付けだったが、現在は別々の進化を遂げている。

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アウトドアショップ「TheArth-six」を手掛ける大熊規文さんは、ハイラックスじゃなくタコマをチョイス。フロントグリルをTRD製に変更している。

足元はリフトアップしてTRDのホイールとトーヨータイヤのマッドテレーンタイヤに。

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渋いセメントカラーのボディのリアに貼られた、ショップオリジナルのステッカーがお茶目で、厳ついタコマをちょい和らげている。

 

平 健一=取材・写真 高橋 満=文

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