自動車と同じく、オークション市場でヴィンテージ品にしっかりと価値がついている腕時計の世界。今回入ってきたニュースは、1本のオールドロレックスがオークションレコードを塗り替えたというものだった。


【驚きの価格がついた希少価値の高いサブマリーナ6200】(写真6点)

その時計のオーナーであった叔父の亡き後、遺産として女性に受け継がれた埃だらけの古い箱。何年も忘れ去られていたその箱の中から発見されたのは、ヴィンテージのロレックスだった。 

ロレックス サブマリーナ 6200という名前のこのモデルは、1954年に製造された300本のうちの1本であり、シリアルナンバーは31900から32000の間であると考えられている。300本という生産本数と、経過している67年という年月の両方を考えると、今現在市場に残っているモデルは大変少なく、とても希少なモデルであることがわかる。

また、このモデルは生産期間が短かったが、その間にはさまざまな種類が製造されていたといい、ロレックスのロゴが大きいもの・小さいもの、サブマリーナの文字が入っているもの・いないものなどバリエーションに富んでいたという。

そして今回、この時計は205,500ポンドで落札され、ウェブサイト・オークションの記録を塗り替えることとなった。
これは、日本円に換算すると3000万円以上の値が付いたことになる。

忘れかけていた埃まみれのボックスから、宝物が発掘される。こんな夢のような物語が本当にあるのだから面白いものだ。車に限らず時計のバーンファインドストーリーも今後増えていくかもしれない。