オンライン・オークションサイトのCollecting Carsを通じて販売されたこのホットハッチは、90,000ポンド(約1390万円)という驚くべきハンマープライスを記録。
【画像】別アングルからの写真と、セーフティーカー現役時代の姿(写真7点)
眼を見張るようなアシッド・イエローの外装カラーは、ペイントオプションとして設定された数少ないメタリック・パール・イリュージョンであり、世界で21台、そのうち右ハンドルは8台しか存在しないという。
内装は、「i.d. パック4」オプションのストーム・グレーのソフト・ナッパレザー仕立て。3,900ポンドのこのオプションは、世界中でわずか18台のみに提供されたものとされ、革製のドアカードインサート、革製のエンジンカバー、ギアシフターとハンドブレーキ用の革製ゲートル、革製のカバー付きステアリングホイール、ヘッドライニングとウインドスクリーンピラーにはライトグレーのアルカンターラで仕上げられている。
フェーズ2のクリオV6は、発売当時は最も強力なホットハッチのひとつだった。旧モデルに比べ25bhpアップし、0-62mph加速は5.8秒、最高速度は153mphに達した。
この車両のヒストリーも興味深い。かつて2005年のクリオカップシリーズをサポートするセーフティカーとして使用された車両そのものなのだ。また、2005年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにも参加し、元F1ドライバーのパトリック・タンベイによってヒルクライム走行が披露された。また、20216年には英国最大のV8クリオの集会である「2016 Origine RS」では、「ベストクリオV6」賞を受賞した。
特別なヒストリーをもち、特別なカラーをまとった低走行車であるため、高額で落札されることは予想されていたとはいえ、1400万円近いハンマープライスは想像以上の結果である。