「ご当地ものっていうよりも、魚介類がすごい苦手なんです。だから魚はほとんど食べたくないです。だいたいご当地ものって魚じゃないですか。本当に勘弁して欲しい。
あの番組は、これを食えっていう指示は全くないんです。太川さんは気を利かせて、自分でご当地のものを食べるんですけど、俺は別にそういう指示がないからメニューにあるのを頼んでいるだけなんです。それがたまたま偏っているだけで。だいたいカレーかトンカツ、カツカレー……たまにオムライス(笑)」
魚に関しては、「もう食べてみようと思ったこともない」そうで、肉類でも「ちゃんと焼いたものじゃないとダメ」という生モノ嫌いの蛭子。それでもあえて「一番美味しかったモノ」を聞いてみると?
「鹿児島に行ったときに、鹿児島の黒豚トンカツを食べたんですけど、それが一番おいしかったです。自分自身すごく喜んだ記憶があります。ご当地もので肉という土地は非常に少ないですから。
1月3日放送回の旅では、福井の宿の女将に「蛭子さんはお肉が好きだから」と、他のメンバーとは別メニューの、肉がメインの料理を出された蛭子。19回も旅を重ねるうちに、「蛭子=魚嫌い」はすっかり有名になってしまったようだ。(文中敬称略)
◆ケトル VOL.22(2014年12月12日発売)