「山口県のカルスト地形というところを走っていたバスですね。観光名所があるんですよ。山の上に。その山の上をずっと路線バスが走っているんですよ。そこはすごく良かったですよ。景色がめちゃくちゃ良くて。俺は今まででそこが一番良かったと思っています」
普段はバスの中では居眠りをしてばかりだが、ここに関しては「オススメなのでぜひ行ってみて下さい」と語る蛭子さん。それでは逆に、最も辛かった路線バスはどこだったのだろう?
「四国の香川県に観音寺という町がありまして、そこで旅が終わったんですけど、その時に乗ったバスが、とにかく全然観音寺という町を抜けていかないんですね。何しろこの、観音寺っていう町自体に腹が立ちました(笑)。だって、バスが絶対この町から出ないんですよ。どのバスも。
探せばどこかに1個ぐらいあるんでしょうけど、探しきれなかったんです。
◆ケトル VOL.22(2014年12月12日発売)