飲酒量や体重が同じでも、女性はアルコール分解速度が遅く、肝臓も小さいため、男性に比べアルコールの害を受けやすい。(資料写真) 特にストロング系酎ハイ(アルコール度数9%)は飲みやすく比較的安価な一方、350ミリリットル1缶だけで日本人女性の1日の「適度な飲酒量」をはるかに超える量の純アルコールが含まれている。
注意が必要だ。 男性の適度な飲酒量は純アルコール摂取量で1日平均20グラム以内とされ、ビールの500ミリリットル缶1本(度数5%)、ワインのグラス2杯(度数12%)といった酒量に相当する。女性はその半分、多くても3分の2の10グラム前後の純アルコール摂取が適量という。 酎ハイだと度数6%の350リットル1缶で約16グラム、度数9%で約25グラムの純アルコールが含まれている。 適量を超えた飲酒の習慣はがんや高血圧、脳出血などの生活習慣病リスクを高めることにつながる。女性は特有のリスクもあり、厚生労働省によると、乳がんのリスクを高めることは数多くの報告から確実視されているという。
 また妊娠中の飲酒は、胎児に知的障がいや神経発達障がいなどを引き起こす可能性があるため、控えなければいけない。
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