【東京】木原稔防衛相は24日午前の記者会見で、北朝鮮が21日に打ち上げた軍事偵察衛星について「何らかの物体が地球を周回していることを確認した」と明らかにした。一方、その物体が「北朝鮮が意図した軌道を周回し、機能を果たしているかは慎重な分析が必要だ」との考えを示した。
 防衛省は当初、「現時点では地球周回軌道への衛星投入は確認されていない」としていた。 木原氏は「米国や韓国とも連携して分析を進めた結果だ」と述べ、今後も情報収集や分析を続けるとした。 韓国の情報機関、国家情報院も23日、北朝鮮の衛星発射について「成功し、衛星が軌道に進入した」との分析を明らかにし、背景にロシアの技術支援があったとの判断も示した。
「何らかの物体が地球を周回」 防衛相が北朝鮮の軍事偵察衛星で...の画像はこちら >>