沖縄気象台によると、沖縄本島地方は気圧の谷の影響で大気の状態が非常に不安定となっており、南城市糸数で午後6時50分までの1時間降水量が78ミリと3月の観測史上最大を記録した。午後7時23分に南城市に大雨警報(浸水害)、午後8時31分にうるま市に洪水警報を発表した。

 南城市は4日午後8時、大雨警報の発表に伴い市内全域を対象に「高齢者等避難」を発令し、高齢者や体の不自由な人など要配慮者に避難を始めるよう呼びかけた。警戒レベル5段階のうちレベル3にあたる。
 沖縄気象台によると、5日午後9時までの24時間に予想される雨量は、沖縄本島地方で多いところで100ミリの見込み。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水、落雷や竜巻などの激しい突風にも十分注意するよう呼びかけている。