3月に那覇市の城北中学校を卒業した宮城瑠一(15)が、米プロバスケットボールNBA入りを目指し、米国の強豪高校へ9月に入学する。クラウドファンディングで資金を集めて昨年9月に受けたセレクションに合格。
「将来はNBAでオールラウンダーになって勝負どころでシュートを決められる選手になりたい」と強い決意を語る。(伊集竜太郎)

 小4の時に家族でたまたま琉球ゴールデンキングスの試合を観戦。会場の雰囲気や外国人選手の豪快なダンクシュートに魅了されて自身もバスケを始めた。YouTubeでマイケル・ジョーダンのプレーを見てNBAに憧れた。
 中学に入りバスケ部に入ったが、2年生の時にNBA入りを本格的に意識した。体の大きい相手との対戦を求め、インターネットで調べて、外国人の選手が多く、コーチも米国人という県内のクラブチームに移った。

 当初は体格差から何度も吹っ飛ばされた。だが、ブロックショットをかわすためにレイアップをフック気味に打ったり、ミドルシュートもフェイントを入れてから打ったりする工夫を始めた。NBAを見て「高さやスピード、パワーでは上には上がいる。だからステップで相手をずらす技術を磨こう」と見定めた。
 現在は早朝から公園で自主練習し、昼間は友人と、夜は社会人とプレー。家にいる間もNBAを見たり、1対1のイメージトレーニングをするなどバスケ漬けの毎日だ。


 入学するコンバインアカデミーは、NBAやバスケ男子の全米大学体育協会(NCAA)にも数多くの選手を輩出している強豪校という。今回の入学はNCAA1部の大学に入るための選択で「大学のスカウトの目に付きやすい環境で、ここで注目されればNBA入りが近づく」と夢の実現へ踏み出した。
 身長178センチのシューティングガードで、得意なプレーは3ポイントやミドルシュート。「身長的にはポイントガードをやることになると思うので、ハンドリングの技術を上げてアシストを増やしていきたい。絶対にドラフト1巡目でNBAに入る」と並々ならぬ決意を示した。
 学費などで年間数百万円が必要なため、支援を募っている。
詳細はインスタグラムで。
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「絶対に1巡目で入る」宮城瑠一、NBAへ第一歩 米バスケの強豪高へ入学へ 那覇市の城北中から きっかけはキングス 夢実現へ学費の支援を募る
米国のコンバインアカデミーのセレクションでプレーする宮城瑠一=2023年9月(宮城のどかさん提供)