【東京】防衛省は29日、反撃能力(敵基地攻撃能力)に活用する長射程ミサイルとして開発を進める「12式地対艦誘導弾能力向上型」を2026年3月にも、陸上自衛隊健軍駐屯地(熊本市)に先行配備すると発表した。27年度には、富士駐屯地(静岡県)の教育部隊にも導入する。
地対艦ミサイル部隊が所在する沖縄県内を含め、全国の他地域への 配備も引き続き検討する。

(資料写真)防衛省=2014年撮影

 防衛省は配備理由について、第5地対艦ミサイル連隊が所在する健軍駐屯地が「装備の整備基盤が整っている」などと説明。南西地域の防衛力強化に向けて「速やかに体制をつくる必要がある」としている。
 一方、反撃能力に転用する長射程ミサイルの配備により、相手国からの攻撃目標となる懸念も指摘されている。
 健軍駐屯地や富士駐屯地に配備するのは、地上から発射するタイプの12式能力向上型ミサイル。艦艇や航空機から発射するタイプの開発も進められている。
 また、防衛省は開発中の長射程ミサイル「島しょ防衛用高速滑空弾」も25年度中に富士駐屯地へ配備する。離島に侵攻した敵部隊を攻撃するミサイルで、26年度には上富良野駐屯地(北海道)と、えびの駐屯地(宮崎県)に大隊を新設して配備する。
(東京報道部・新垣卓也)
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