アニメ映画『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』(4月19日公開)の公開直前イベントが9日、東京・東京ドームシティ blue-ing!で行われ、声優の浦和希(潔世一役)、海渡翼(蜂楽廻役)、サッカー元日本代表の佐藤寿人、久保竜彦、本山雅志、日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長が参加した。

 『ブルーロック』は、週刊少年マガジンで連載中の同名漫画が原作で、サッカーW杯で敗れた日本代表に足りない“圧倒的エゴイズムを持ったFW選手”の誕生を目指し、日本が国を挙げた高校生選手育成プロジェクトを開始するサッカー作品。
映画では、別冊少年マガジンで連載中の『ブルーロック -EPISODE 凪-』を原作とし、天才・凪誠士郎の視点から“ブルーロック(青い監獄)”での戦いを再構成、新たな物語を描く。

 同作のキーワードである“エゴイスト”にちなみ、自身のプレースタイルを聞かれると、本山は「僕はドリブルが好きで、なんなら『全員抜いてやる』くらいの考え方だったので、何人かの監督からはエゴイストと呼ばれることもありました」と告白しながら、「でも、個人的にはそこまでエゴを貫くタイプじゃないなと思っていて…」と自己分析。「(鹿島アントラーズの)マルキーニョス選手は常にゴールを目指す選手だったので、ちょっとエゴイストだったのかな。点を獲ってくれるので、チームとしては助かる存在でした」と語った。

 続けて宮本会長は、「ブラジル人選手は確かにエゴイストな選手が多い印象ですね」としつつ、「僕はスウェーデンのイブラヒモビッチ選手。彼は当時まだ若かったですけど、エゴの強さを感じさせる選手でした」と回顧。
「ボールがないときにも、体をぶつけてきたりだとか、メンタルの強さを常に感じさせる選手でしたね」と伝えた。

 同所は、昨年12月にオープンしたJFAのサッカー文化創造拠点。9日から6月30日までは、『ブルーロック』との初のコラボ施策として本作の応援キャンペーンを展開し、劇場版の等身大フォトパネルや新規場面写真、各キャラクターがJリーグクラブとコラボしたユニフォーム、ミニキャラクターパネルといった展示が行われる。