King & Prince永瀬廉高橋海人※高=はしごだか)が11日、千葉・ZOZOマリンスタジアムで初の屋外イベント『King & Princeとうちあげ花火』を開催した。今回、デビュー曲「シンデレラガール」などキンプリの歴代楽曲に合わせ、1万3000発の花火が打ち上げられ、3万人の“Tiara”(ファンの愛称)とCDデビュー5周年の最後を締めくくった。


 オープニングでは「King & Princeとうちあげ花火はじまるよ~!」の声とともにアリーナに降り立った2人が、メインステージで「なにもの」などを披露。2人もこの日を楽しみにしていたそうで高橋は「みんな、隣の人と『たまや~』って言ってね」と笑わせつつ、永瀬も「空も花火日和な暗さだね」と打ち上げの瞬間を心待ちにした。

 昨日、東京ドームで開催された新会社『STARTO ENTERTAINMENT』合同イベントの裏話などで盛り上がりつつ、会場の後方に用意されたミニステージに移動すると、モニターの映像とともにカウントダウンをさっそく開始。まだ肌寒さも残る春の夜に2人が咲かせた花火が散りばめられると、会場は歓声が起こり、すぐにあたたかな雰囲気となった。

 花火とともに「koi-wazurai」や「I promise」などのポップなナンバーから「ichiban」や「ツキヨミ」などクールなナンバーまで全27曲が6ブロックに分かれて次々と流れ、まるでキンプリによる音楽フェスさながら。スマイルやハート、動物の形、「King & Prince」の文字まで、打ち上げのタイミングや滞空時間を緻密に計算された花火が次々と打ち上げられた。
ブロックごとに甚平姿の2人の映像が流れ、「その曲ごとに思い出が濃いから感動するね」と曲紹介をしながら感傷に浸る場面もあった。

 ミニステージでは2人もファンとともに花火を鑑賞。花火自体はファンのスマホ撮影が可能ということで永瀬や高橋も自らスマホを構え、ときには2ショットで自撮りしたりと満喫。自分たちの音楽に体を揺らし、飛び跳ねたり、口ずさんだり、ぴたっとくっついたり、2人で顔を寄せ合って会話をしたり、同じタイミングで驚いてのけぞったり…。

 開演前の囲み取材では、報道陣からファンと「花火デート」と例えられ「そうですね、だいぶ女の子引き連れちゃってるけど(笑)」と応じていた永瀬だったが、ずっとそばで、色とりどりに輝く夜空を見上げながらまぶしい笑顔をみせる2人を多くのTiaraが微笑ましそに見守っていた。

 終盤は映像と同じく甚平姿に着替えた2人が会場に再登場。
永瀬は「最後、やば!あれ、アガるよな」と興奮気味で、高橋も「最後、空、びっかびかだったね!」とハイテンションに。メインステージに戻って「ゴールデンアワー」を高らかに披露すると、花火を背負っての歌唱でクライマックスに突入した。

 高橋は「きょうはきてくれてありがとう!そしていつもありがとう!明日からも俺たちと歩んでくれますか?」と呼びかけ、永瀬は「もうすぐで 6周年目になります。もっとすてきなKing & Princeと皆さんとで、もっとすてきな景色、時間を共に過ごしていきたいと思っております。 5周年の締めくくり、皆さんのおかげで最高のものになりました。これからも僕たちについてきてください!」と感謝を表していた。


 5周年ラストの日となる5月22日には山口・きらら博記念公園でも開催、あわせて6万人を動員する。さらに翌23日15枚目のシングル「halfmoon/moooove!!」を発売し、6周年へとはずみをつける。