「グランデ」はスペイン語で“大きい”を意味し、「カンパニー」には“仲間”という意味がある。年齢、性別、国籍、障がいの有無、プロ、アマ、などの垣根を越えて、様々な創造性をもった人々が集い、そこから生まれる表現を探求することを目的とした、大きな船のようなカンパニーとなる。
舞台芸術には日常生活のあらゆる要素が含まれている。「カンパニー・グランデ」では舞台芸術を軸としてジャンルを超えた様々な学びを得ながら、メンバー同士がそれぞれの人生や生活からアイデアを持ち寄って、対話を重ね、ともに実験を繰り返しながら、作品の創作に向かっていく。劇場という創造・発信する空間で、ここでしか出会えない仲間とともに感性を磨き、表現の世界を深め、未来に向けた新しい創作のありかたを模索する。
募集するのは16歳以上で性別・国籍などは不問。
【カンパニー・グランデとは】
・舞台芸術を軸とした様々な学び・実験の場
・知識・技術よりも、感覚・感性を磨き、深め、開いていく場
・様々な属性の人々同士の交流を通して、劇場を中心とした緩やかなコミュニティを創出する場
■彩の国さいたま芸術劇場 芸術監督・近藤良平コメント
「カンパニー・グランデ」は「集いの場」と考えます。
いつ来ても誰かがいて、絵を描いたり人形をならべたり寝そべったり、そんな部屋を思い浮かべています。
「人生のちっぽけな疑問」「花の美しさ」について語ったりもします。誰のためでもなく、自分のためでもなく、巡るように空想にふけったり、試みたり、大合奏になったりしながら「楽しみ方」を見つけていこうと思います。
ギジュツやタテマエやミブンはいらないです。
劇場にある集いの場で、ぜひそんな旅をしたいと思います。
■近藤良平プロフィール
振付家・ダンサー。1996年にダンスカンパニー「コンドルズ」を旗揚げ。
【講師陣】(予定) ※各分野50音順
ディレクター:近藤良平
スタジオワーク講師
音・声:内橋和久、武徹太郎、中納良恵、森洋久
身体・動き:川口隆夫、島崎麻美、目黒陽介
美術:川村亘平斎、日比野克彦
言葉:DJみそしるとMCごはん ほか