山口がうつ病と診断されたのは、2022年6月。発症の大きな原因は、20年のパンデミックだった。“不要不急”のものとされ、仕事を失った音楽業界の仲間を救おうと、基金の設立に動くなど、自分にできることは何か、模索を続けた。そしてパンデミックの出口が見え始めた時、心と体が悲鳴を上げた。
山口は、当時を「(パンデミック)真っ最中の時は、ある種、躁状態だったと思います。生配信で歌ったりとか、苦しんでいる人たちの状況を対談で聞いたり。
そして、22年にうつ病と診断されたが「今初めて話しますけど、最初信じてなかったんですよ。薬を飲まなかった。そうしたら、どんどん悪くなっていって」と告白。「うつ病になって、好きなものができなくなるって言われるけど、本当で、音楽が真っ先に自分から離れていった。圧倒的な孤独と不安。
今も症状は、一進一退を繰り返しており、番組では全国ツアーに挑むまでの山口の状況を紹介。そして迎えたツアー初日。山口は、密着のカメラに「この病気になってから、あしたはどうなるか。久々にあしたのことを考えず、今のことだけを考えて、こうやってライブやれるって幸せですよね」と話した。