山根と遼河が訪れたのは東京都文京区にある“スゴイ家”。
今回のスゴイ家の家主夫妻は以前、住んでいた社宅から出ることになり、文京区で家を探すことにした。妻が大学生まで区内在住で、夫妻が付き合ってからも住んでいたことから文京区が好きで、夫が経営するコーヒー店が近いことや子育てのしやすさも考慮。マンションも探したが、要望する物件がなく、一戸建ての建設を決意した。
そして、特徴的な弧を描く屋根。実は、両側に背の高い建物が差し迫る敷地で採光が課題だった。採光のためにトップライトを用いることはよくある解決手段だが、真上からの直射日光では、夏に暑くなりすぎてしまう。そこで、屋根の角度を調整して光の入り具合を制御し、逆さまのかまぼこのような弧を描くことで、室内での反射光をより広く拡散できるように工夫。
このほか、千葉県流山市の「空中の中庭から光が入るスゴイ家」が登場する。