同番組は、普段からあらゆることに興味津々なMCの佐久間と日村が「いま日本中で推されているもの」がなぜそこまで推されているのか、自由に調べて、聞いて、時には脱線しながら世界中のあらゆる“推し”の魅力を学ぶ“推しトークバラエティー”。
和山氏が綾野剛主演で実写映画化された『カラオケ行こ!』の作者でもあることが判明すると、佐久間は大興奮。日村が『女の園の星』の主人公をイケメンと称し、「それこそSnow Manとかが実写でやりそうなキャラ」と感想を伝えると、佐久間も「確かに、目黒蓮に見えてきた」と共感する。
推しの魅力を教えるキャラクター“おしつじさん”の声は、芸能界随一の漫画オタクで和山作品マニアというパンサー・菅良太郎らが担当。“おしつじさん”によると、和山作品はひと言でいえばギャグ漫画だが、笑いのプロである芸人たちが絶賛する「新感覚じんわり系漫画」だという。川島明(麒麟)やバカリズムといった一流のセンス系芸人が和山先生のギャグのレベルの高さをベタ褒めしているそう。
『女の園の星』の名シーンから解説していく。主人公は女子校の男性教師。教室の窓の外に犬がいると生徒たちが騒ぎ出し、その衝撃の犬の姿を見た主人公は真顔で固まるのみ。佐久間が「こんなことある?」、日村は「ここは引き立てるためにツッコまないとさっていうふうに俺習ってきてるから」と、従来ならツッコむべきポイントでツッコまない“引き算の笑い”に脱帽する。日村は読者自身がツッコミ役を担っていることに気付き、その斬新な手法に感心しきりだった。
続いて、その真顔が生み出す笑いには、実はさらなる高等テクニックとなる仕掛けがあることを紹介。
最後の推しポイントは、“おしつじさん”(菅)いわく「まるでコントのようなブッ飛んだ発想力」。例に挙げられたのは、主人公の中学時代の卒業アルバムの写真に、なぜか肩にクワガタが乗っていたというエピソード。佐久間は思わず「なんでだよ!」とツッコんでしまうが、クワガタ写真の経緯を知ると、「アホだなー(笑)」とほっこり。日村は芸人視点で「なんでこんな話を思いつくんだろうね」と感心していた。
3つの推しポイントのほかにも、和山作品には笑い以外にも哲学的な刺さる名言があることや、男同士の友情や絆を描いた「ブロマンス」要素もウケていることなども紹介した。こうして佐久間が「これはすぐ読みたい」と語るほど、2人は和山氏の推しになった。
12日の推しは麻辣湯(マーラータン)。大汗をかく2人も見どころとなる。