中園ミホ氏が手掛ける第112作目の連続テレビ小説は、アンパンマンを生み出したやなせたかしと妻・暢の夫婦をモデルに描く。生きる意味も失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかったヒロイン・朝田のぶと柳井嵩の人生。何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現したアンパンマンにたどり着くまでの道のりを通じて、生きる喜びが全身から湧いてくるような愛と勇気の物語を届ける。
――朝ドラ初出演となります。嵩の父親役としてオファーを受けた際のお気持ちをお聞かせください。
朝ドラには呼ばれることはないんだろうなと思っていたので、びっくりしました。発表されてからはどこに行っても「おめでとう」と言っていただき、主役かと思うほどの祝福を受けました(笑)。僕がオファーを受けたときは、まだ嵩役が発表されていなかったので、あとから北村くんだと知ったんですよ。ドラマで同じ作品に出るのは初めてですが、バラエティー番組でお会いしたときは、クールな印象で、すごく器用な方だと感じていて。割と性質としては同じ属性にいる人間なのかなと感じていたので、親子というのはしっくりくるものがありましたね。そして、妻役が松嶋菜々子さん。この人生はもう勝ちですね、みんなに自慢します(笑)
――二宮さんは、清をどんな人物だと想像してお芝居に臨まれましたか?
嵩が進んでいく道のきっかけを作った人だと思うので、なるべくやさしさとあたたかさを嵩の心に残せるようにしたいと思っています。
――二宮さんが思う、作品の見どころを教えてください。
物語はもちろん、キャストの方々がすごく豪華ですよね。それぞれのキャラクターが濃いので、まさに実写版“アンパンマン”のような感じで、ワクワクします。出演者ではありますが、僕も視聴者の皆さんと一緒に放送を楽しみにしています!