食品事故で子どもを失った母親・中越紘海(北川)は、事故を起こした惣菜店の社長・結城旭(大森)を恨むなか、図らずも結城の次女を誘拐してしまう。
阿部はこれまでになかった役を演じるにあたって勉強になったことについて「みなさんとは“はじめまして”で、役者としての立ち振舞いも勉強になったんですけど」と切り出し、大森との初共演シーンを回想。
最初から「物語の核心に触れるくらい超重要なシーン」だったそうで「『大事だ、どうしよう』と張り詰めてたら、大森さんが僕の経歴を調べてくださって『阿部くんと似た経歴の友人がいて…』と話してくださって。僕、大森さんと交わるような人生だと思わなかったけど、このような方が僕のことを調べてくださって感動しちゃって」と興奮した。
すると大森は「めっちゃウィキペディアで」とポツリ。「高校・大学の流れが同じ方がいて。珍しいから、びっくりして報告したんです」と振り返ると、阿部は「それがうれしくて。そういうふうに考えてくださったのがカッコいい」とその気遣いに感激しきり。
だが大森が「逆にウィキペディアでこそこそ調べるおじさんキモくない?」と心配するも、阿部は「自分にとってはうれしいことでした」と歓迎。北川も「調べてくださるその気持がうれしいし、忙しいのにウィキペディアを調べるのもうれしい。さりげなく言ってくださるのはカッコいい」とうなずいていた。