ミュージカル『アニー』が、19日から東京・新国立劇場 中劇場で幕を開ける。それに先立ち、東京・新国立劇場 中劇場にて18日、公開ゲネプロおよび初日前記者会見が行われた。
オーディションで選ばれたアニー役の丸山果里菜と小野希子、そしてウォーバックス役の藤本隆宏、ミス・ハニガン役の須藤理彩、グレース役の愛原実花、ルースター役の赤名竜乃介、リリー役の浜崎香帆らキャスト陣が登壇。赤名は、稽古場で観た作品のこだわりについて想いを語った。

 2.5次元舞台やダンス&ボーカルグループで活躍してきた赤名は、今回がミュージカル『アニー』に初出演。「明日初日を迎えるのですが、改めて本当にたくさんの方に、長く愛されている作品に出演することができて、本当に光栄に思います。一つのピースとして、このすてきな作品を最大限届けられるように、初日から千秋楽まで丁寧に向き合っていきたいと思います」と真摯に挨拶した。

 稽古で印象的だったことについて聞かれると、「僕とハニガンさんとリリーの3人で歌う『イージー・ストリート』という曲があるんですが、その振付を稽古の最終日に変えたんです。最後の最後まで作品が良くなるように、本当にキャスト・スタッフみんなで高みを目指して頑張っている感じが、これがエンターテインメントだって本当に思いました」と明かし、「本当に早く初日の幕が上がってほしいですし、全員けがせず無事に走り切りたいという気持ちでいっぱいです」と興奮気味に語った。

 そして日本テレビ主催の上演40年目となる『アニー』について、愛されている理由を聞くと「ハニガン家の3人が、アニーを利用する悪だくみをして、お金を稼ごうとすることがキーになっているんですけど、結局、お金ではなく、アニーとウォーバックスさんのプライスレスな縁のようなものが、いつの時代もお客さんの心に届くからこそ、長く愛され続けているんじゃないかな、と思います」と語った。

 丸美屋食品ミュージカル『アニー』は、4月19日~5月7日まで東京・新国立劇場 中劇場にて上演される(夏にツアー公演を予定)。
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