井ノ原快彦主演のテレビ朝日系人気シリーズ『特捜9 final season』(毎週水曜 後9:00)の第4話がきょう30日に放送される。

 2006年から17年まで、故・渡瀬恒彦さんが主演を務めた連続ドラマ『警視庁捜査一課9係』から受け継ぎ、18年4月から『特捜9』がスタート。
前作から“通算20作目”となる「final season」で、シリーズの集大成を迎える。

 先週放送の第3話では、ゲストキャストとして能條愛未が出演し、レギュラーキャストの深川麻衣と“乃木坂46一期生”共演が話題となった。第4話では、深川演じる高尾由真が、遠くに富士山の見える自然豊かなある村で休暇を楽しんでいたところ、出張帰りの青柳靖(吹越満)と矢沢英明(田口浩正)とバッタリ遭遇。しかも事情により2人は村で一泊することになり、宿泊する旅館まで由真と同じで…。行こうとしていた居酒屋にも彼らの姿があったり、温泉へ向かう道中にも2人がいたり。青柳と矢沢にガッカリさせられっぱなしの由真をコミカルに演じる深川のコメディエンヌぶりに注目だ。

 そんな中、青柳と矢沢はクラウドファンディングで村おこしを行っている東京からの移住者・福元正志郎(尾関伸次)の遺体を発見。彼らが泊まっていた旅館の女将・山下奈緒子(西原亜希)らと共に、廃れた温泉を復活させるプロジェクトの代表を務めていた福元は、有毒な硫化水素が発生しやすい場所である浴槽の中で溺死体となり見つかったため、村の駐在・鶴見(星田英利)らは事故ではないかと言うが…。青柳と矢沢が刑事だと知った村人たちは警戒して非協力的となったことで、2人は由真に観光客のふりをして捜査するよう頼むのだった。

 一方、東京の浅輪直樹(井ノ原快彦)班長と村瀬(小宮山)志保(羽田美智子)も事件現場へと向かっていた。首に刺し傷のある鬼頭晃(阿部遼哉)の遺体が海からあがったのだ。彼の遺留品からは乾燥大麻が見つかり、過去に同じく大麻での逮捕歴があったことから、麻薬関係のトラブルに巻き込まれた可能性が浮上する。


 やがて、由真は村に住む唯一の子どもである小林芳雄(森優理斗)と出会う。探偵を自称する彼は「怪人のアジト」と呼ぶ空き家に由真を案内するが、そこで彼女は驚くべき光景を目にする――。

 そして、直樹と志保は被害者の家に向かうが、屋根裏に大量の大麻と共に隠されていたファイルの中に、なぜか由真の名前があって…!?

 冒頭のコミカルさから一変。サスペンスフルに展開される2つの事件。捜査を進めるうちに、クラウドファンディングの返礼品に秘められた衝撃の真実が明らかになっていく。
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