原作は、2021年に配信開始された漫画『子宮恋愛』(佐々江典子氏/ぶんか社刊)。
結婚して6年が経つにもかかわらず、夫・苫田恭一(ONE N’ ONLY・沢村玲)にすら本音が言えない日々に悩む主人公・苫田まき(松井)が、“子宮が恋をした”男性・山手旭(大貫勇輔)に出会う。ホルモンバランスも理想の夫婦像も崩れた女性の“切ない大人のラブストーリー”を描く。
まきは夫・恭一から誕生日の仕切り直しを提案されるも、バーのレシートの存在が頭をよぎり、素直に喜べず、心の奥に重くのしかかっていた。そんな中、職場の飲み会では同僚の誕生日が祝われるが、自分の誕生日を誰も知らず、過ぎていったことに、密かな寂しさを覚える。飲み会の後、山手は、サプライズでケーキを用意し、2人きりで誕生日を祝う。その些細な優しさに救われたまきは、山手との時間に安らぎを感じていた。
まきは、寄島みゆみ(吉本実憂)に恭一への疑念を相談するも、はぐらかされ、山手の話題へと変えられてしまう。そして、山手は「苫田さんとは恋愛する気ない」という過去の発言を撤回し、まきへと歩み寄る。
心が揺れるまきだったが、恭一から「お義父さんが、亡くなった」という着信が入る。突然の出来事に、まきの心は一気に現実へと引き戻される。