【May the 4th】『スター・ウォーズ：キャシアン・アンドー』ディエゴ・ルナ：インタービュー

5月4日は「スター・ウォーズの日」。動画配信サービス「Disney＋（ディズニープラス）」でシーズン2（最終シーズン）が配信中のドラマ『スター・ウォーズ：キャシアン・アンドー』より、主演のディエゴ・ルナのオフィシャルインタービューを紹介する。 同ドラマは、『スター・ウォーズ／新たなる希望（エピソード４）』（1977年）の直前を描いた『ローグ・ワン／スター・ウォーズ・ストーリー』（2016年）を、さらにさかのぼって「スター・ウォーズ」の歴史において常に要となる存在の＜反乱軍＞誕生の物語を描き出す。 『ローグ・ワン』は、『新たなる希望』の冒頭に表示されるオープニングクロールで語られた、「凶悪な銀河帝国の支配に反乱軍の秘密基地から奇襲を仕掛け帝国に対し初めて勝利を収めた」「その戦闘の合間に、反乱軍のスパイは帝国軍の究極兵器の設計図を盗み出すことに成功」した部分を描き、“泣けるスター・ウォーズ”とファンの支持も厚い作品。 『キャシアン・アンドー』はタイトルどおり、奇襲を仕掛け、設計図を盗み出すミッションに挑んだ、反乱軍の極秘チーム“ローグ・ワン”に参加した情報将校キャシアン・アンドーが主人公。 シーズン1（全12話）ではBBY5（スター・ウォーズ用語で『新たなる希望』の5年前）の1年間に起きたことを描いた。先月23日から配信が始まったシーズン2では、BBY4からBBY1へと4週間連続で公開される3話ずつのエピソードで、1年ずつ時間が飛ぶごとに『ローグ・ワン』の出来事に近づいていく。――シーズン1のはじまりでは何者でもなかったキャシアンが、シーズン2では大義のために信念を持って戦う人間になっていきます。シーズン2でキャシアンを演じるにあたって意識したことは？【ディエゴ・ルナ】忍耐強くなければならないということでした。この作品では、彼がどこで終わりを迎えないといけないかわかっていますが、キャラクターに可能な限り大きなアーク（役柄の成長）を与えるためには、あまり早くそこに到達しないように我慢しなければならないんです。 シーズン1で、彼が刑務所に入れられてしまったことは興味深かったです。あんなにシニカル（皮肉）な瞬間に陥るのは。（彼は）とても曖昧なキャラクターなんです。コントラストに満ちています。自分の中にたくさんの闇を抱えています。多くの傷を背負っているんです。 シーズン1では、彼が「僕は（反乱軍に）入りたい。僕を殺すか、仲間にするかだ」と言って終わりますが、たとえ彼がそう言ったとしても、僕は、それが彼の本心だとは思っていません。大義のために戦うために必要なことを、彼が十分に理解しているとは思えません。彼はまだ恨みに駆られています。痛みによって。復讐心が彼を動かしているんです。――シーズン2で見えてくる彼の新たな魅力とはなんでしょう？【ディエゴ・ルナ】僕たちは、彼がどこですべての知識を得たのか理解する必要があると思います。誰が彼のメンター（師匠）になるのかを見れるのは、とてもクールな展開になりそうです。彼がどこでスキルを学ぶかというのは。『ローグ・ワン』の最初のシーンを見れば、この男がどんな能力を持っているのかがわかります。彼は一瞬で何ができるか、一瞬でどんな決断ができるかが、一つのシーンで伝わってくるんです。だから、そうですね。彼がこれから出会う人々についてだと思います。それが面白いんだと思います。――シーズン1は、あなたが言ったように、帝国に反旗を翻し始める普通の人々の物語でした。シーズン1と異なるシーズン2の見どころは何ですか？【ディエゴ・ルナ】そうですね。シーズン2では、最初のうちは、彼が何に巻き込まれているのか、よくわからないんです。ルーセン（演：ステラン・スカルスガルド／古美術買取人と見せかけて、実は自由の戦士で反乱同盟の初期の創設者）のことも、彼がどう動いているのかも、彼が何に属しているかもよくわかりません。僕たちはそれをこれから知ることになります。 そして、他にも、『ローグ・ワン』にとても近いものがいくつか出てきます。だから、シーズン1で出会ったキャラクターは全員出てくるし、視聴者の皆さんが知っているキャラクターたちもたくさん出てきます。『ローグ・ワン』を見ている方なら、僕が何を言っているかわかると思います。