この日は、国連パビリオン、よしもとwaraii myraii館など万博会場各所で多彩なプログラムが実施され、SDGsへの意識を高めながら、「すべての参加者が笑顔でひとつになる日」を目指した。
河瀬氏が手がけるシグネチャーパビリオン「Dialogue Theater -いのちのあかし-」では、UNDP(国連開発計画)駐日代表のハジアリッチ秀子氏、ココリコ・田中直樹が、来場者と「世界に隠された20の悲劇」をめぐって“対話”した。
河瀬氏の足元には、話題のミャクミャクスニーカー。同パビリオン誕生の背景について「(パビリオン内容を)スタッフがだいぶ止めに入った感があった」と明かし、「ほんまにできんのそんなこと?」と意見が飛び交った裏話を告白。
万博の中でも緑が広がる「静かな森」に廃校舎を移設。さらに、わかりやすい展示ではなく、“対話”を通じて未来を考える内容となっており、対話は1回限り、訪れるたびに感想が変わる異色のパビリオンとして好評。
対話だけに、分かりやすい答えはない。トークではイスラエル・イラン情勢にふれ「どうしたらええんやろ」と漏らしながら、その重要性を問いた。田中もパビリオンを体験し、刺激を受けていた。