ユニクロのTシャツ「UT」を通した平和のためのアクション『PEACE FOR ALL』プロジェクトに賛同。新たなコラボレーターとして、アカマイ・テクノロジーズ、イチロー氏、佐藤可士和氏とともにデザインを手がけた。
役所は「『PEACE FOR ALL』が始まったころからこのTシャツのファン」「持ってるんですよ、何枚も」と笑顔を見せ、「着ると誇らしい気分になっていた。まさかこの企画に自分が参加するとは思ってもいなかった」と語った。
Tシャツには、役所自身がカンヌ映画祭「男優賞」を受賞した映画『PERFECT DAYS』(ヴィム・ヴェンダース監督)から印象的なシーンをプリント。同作をプロデュースした柳井康治氏(ファーストリテイリング取締役)と相談してカットを選んだという。
また、劇中でトイレ清掃員・平山(役所)が家出をしてきた“めいっ子”へ向けたセリフ「こんどはこんど、今は今。」を引用。役所は「未来や過去のことで思い悩むよりは、今この瞬間を大切に生きていれば、痛みも悩みも消えていくんじゃないの?と伝えたかった言葉だと思う。シンプルだけど僕自身に記憶に残るセリフだった」と説明した。
『PEACE FOR ALL』のTシャツシリーズは、これまで719万着以上が販売され、利益の100%、21億円超がUNCHR(国連難民高等弁務官事務所)などに寄付されてきた。役所のTシャツも未来の平和のために使われる。
国連パビリオンを鑑賞した役所は「よいものを見せてもらった」としみじみ。
Tシャツは、万博の国連パビリオンで先行販売され、20日から全国で販売される。