本作は、原作40周年となる記念すべき年に5度目の上演を迎えるとともに、東京公演に先駆けカンパニー初となる海外公演が実現。
主演のキキ役は2024年公演に引き続き山戸、そしてキキの相手役となるトンボ役には新キャストとして黒田が出演。キキの母であるコキリ役には生田、キキが居候するコリコの街のパン屋のおかみさんおソノ役は白羽、おソノの旦那さんフクオ役には、お笑いコンビ・ライセンスの藤原が、前作に引き続き出演する。そしてキキの父オキノ役は神田が初挑戦する。
マカオでの公演について、「海外の人は日本語が伝わらない」とし、伝わらないから大きくお芝居をというアドバイスがあったという山戸は、「伝わらないから頑張ろうという気持ちで自然と動けて逆にやりやすかったです」と振り返った。
黒田は「文化の違いを感じました」とし、「海外でスタートを切れて、日本に持ってこれることもいいことだなって思う」と東京公演に期待を込めた。
「キキとトンボを見守る役」というキキの父を演じる藤原は、「本当にこの2人って初めてかなっていうくらい息も合ってるし、世界観も合ってる…って毎年言ってるんだけど」と笑いを誘いながら、「穂乃葉ちゃんも黒田くんも肝の座り方が過去イチ。全然緊張してない。すごい大物じゃないかって」と絶賛した。
また、藤原は黒田については「こんなちっちゃい虫が肩に付いただけで『きゃー!』って」と裏側でのエピソードを明かし、舞台上とのギャップに感心していた。
公演は、きょう19日~29日に東京・新国立劇場 中劇場にて上演される。