原作は、藤子不二雄Aさんによる不朽の名作漫画。黒いスーツで全身を包んだ謎のセールスマン・喪黒福造(もぐろふくぞう)が悩める現代人の“ココロのスキマ”を埋めていくというオムニバス形式の物語。アイコニックな喪黒のビジュアルと特徴的な笑い声のどこか悪魔的な魅力に加え、人の欲望・願望をかなえながらも、喪黒との約束や忠告を聞き入れなかった相手がその代償を背負わなければならないという、ブラックユーモアたっぷりな展開に老若男女問わず人気を集めた。
今回、15秒のティザー映像も解禁されたが、喪黒福造を務める主演俳優は未解禁。18日にPrime Video公式SNSにシルエットのみ投稿すると、SNSでは「楽しみだけど意外とゾワッとするんだよな…」「実写?」など実写化に対する喜びの声と、喪黒福造を演じる俳優を予想する投稿であふれた。
脚本を担当するのは、大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』(2019年 NHK)をはじめ、話題作の脚本を多数手掛ける宮藤官九郎のほか、ドラマ『向かいのバズる家族』(19年 日本テレビ)などの脚本を担当したマギー、渡辺謙主演のコントドラマ『君は天才!』(19年 NHK)、『小河ドラマ 徳川☆家康』(21年 関西テレビ)の脚本・監督を務めた細川徹、ドラマ『ダメマネ!―ダメなタレント、マネジメントします―』(25年 日本テレビ)の脚本を務めたお笑いコンビ・かもめんたるの岩崎う大。
【コメント】
■宮藤官九郎
終始楽しかったです。月1の構成会議はマギーを長男に(俺の方が年上だけど)次男的なポジションで、細川くんがやんちゃな三男、う大さんが反抗期の四男という感じでガヤガヤ楽しかったですし、豪華すぎる出演者が後から後から決まるしで、なんかもうご褒美のような仕事でした。原作の、不変にして普遍のテーマ「ココロのスキマ」を追求しつつ、アップデートしてんだかしてないんだか、ギリギリのラインを攻めました。楽しんでいただけたら幸いです。
■マギー
作家4人と監督のアイデアの出し合い、へし合い、カブセあいの打ち合わせが毎回楽しかった!ゲラゲラ笑う俺、ヘラヘラする宮藤さん、ニヤニヤする細川さん、ムッツリほほ笑むうだいくん、ガハハと笑う伊藤監督。そんな幸せな会議室から生まれた12のドーンを、出演者の皆さまがさらにおもしろく立体化してくれているに違いない。早く視聴者としてゲラゲラしたい!ご期待ください。
■細川徹
はじめてのテレビの仕事で一緒にやらせてもらった宮藤さん、マギーさんとひさしぶりに会議であーだこーだやれて、さらに、変態おもしろ舞台を作るう大くんまで一緒に脚本を作れるなんて、本当にぜいたくな、ご褒美みたいな仕事でした。そして、みんなよく「ドーン!」と言ってた。宮藤さんもマギーさんも、う大くんも自由でおもしろく、どれくらい実現できるのかと思ってたら、快くOKをいただき、かなり実現できているみたい。楽しい会議から生まれた令和版『笑ゥせぇるすまん』、間違いなくおもしろい作品になってると思います。最後に言いたいだけでいいますが、ドーン!
■岩崎う大
この方(主演)が喪黒福造をやる。このコンセプトだけで、本当にワクワクする企画だとしびれました。笑ゥせぇるすまんのブラックさの大ファンだったので、関われること自体が光栄でした。この作家陣ですから、ぜひ期待してください!