今作は、11年間に及ぶ母の復讐と親子愛の壮大なストーリー。
時が流れ、萌子は紘海の娘・美海(一色香澄)として育ち、中学生になった。紘海は、旭が取締役を務める会社に入社。紘海と旭が一緒に働くなかで、それぞれの境遇・心境が浮き彫りになった。そして、旭が隠していた11年前の事故の真相、紘海が犯した誘拐、それぞれが明るみになった。
美海は、物心つく前から鉄道が大好きとして描かれてきた。「平良木線のキーホルダー」を大切にカバンにつけ、三脚を立てて列車を撮る。初恋の相手も駅員だった。そして、誕生日に行きたいのは、長野の「姨捨」(おばすて)。
出自を悟ったあとも、姨捨行きが実現しそうになると、はしゃいだ。同駅は「鉄オタの聖地」と称される。SNSでは「スイッチバックの姨捨!」「姨捨……スイッチバックだね」と投稿が相次いだ。
親子愛を描いた「姥捨山の伝説」にも言及多数。さらに「姨捨というのも考えると更に深みを増す」「美海が行きたい姨捨駅が日本有数のスイッチバックを使用している名所。 そして、美海と萌子の心情の行き来を表してるんだなぁ」と、「スイッチバック」をめぐっても考察が続々と寄せられている。
6月30日に最終回。親子の物語は、姨捨で結実するか。