熱海五郎一座の新橋演舞場シリーズ第11弾『黄昏のリストランテ~復讐はラストオーダーのあとで~』が27日、盛況のうちに千穐楽を迎えた。そして、東京喜劇「熱海五郎一座」新橋演舞場シリーズ12作目の公演が来年6月に上演されることが決定した。


 客が心の底から本当に面白いと思える東京の喜劇“軽演劇”を上演しよう、“東京の笑い”を継承しようと、2004年に伊東四朗座長のもとに三宅裕司を中心とした第一線で活躍中の喜劇人たちが集結し旗揚げした「伊東四朗一座」。

 伊東が参加出来ない時も思いを引継ぎ、2006年に三宅が座長となり「熱海五郎一座」を旗揚げした。劇団名は三宅の発案で“伊東ならぬ熱海”“四朗ならぬ五郎”という洒落で命名。毎年新作を上演し続け、14年に新橋演舞場へ初進出すると共に大好評によりシリーズ化となり、毎年多彩で豪華なゲストを迎えた抱腹絶倒の新作ステージを届けてきた。

 新橋演舞場シリーズ第12弾となる今回は、記念すべき新橋演舞場シリーズ第1回公演にゲスト出演した俳優・沢口靖子が一座の熱いオファーに応え、満を持して再登場する。そして、ドラマにバラエティーにと幅広く活躍している野呂佳代が初参加することが決定した。

■各コメント
【沢口靖子】
12年ぶりにゲスト出演させていただくことになりました沢口靖子です。
こう見えても実は私笑い上戸なんですが、前回お稽古場で芸達者の皆さんとお芝居している時、おかしくて何度も吹き出してしまったことがありました。そして舞台上でも堪えきれず吹き出してしまい、三宅裕司座長の楽屋に『懺悔』に伺ったことを思い出します(笑)。
「笑うのはお客様、演じる側は笑ってはいけないんですよ」とお叱りを受けました。ごもっともです!
そんな未熟な私ですが、再びチャンスをいただき光栄に存じます。
三宅さんはじめ、熱海五郎一座の皆さんとまたどのようなストーリーで参加させていただけるのか、今からワクワクしながら楽しみにしております!

【野呂佳代】
今回お声がけいただけたこと、とても嬉しかったです。

私は以前から熱海五郎一座のファンで、拝見していました。
毎回毎回面白くて、皆さんのお芝居が大好きで、その年その年のゲストの方とどう絡んでいくのか楽しみで拝見していました。
ついに、自分にお声がけ頂きました
ずっと見てきた舞台だからこそ、緊張していますが、一座のメンバーと一緒に楽しい舞台になるように、頑張りたいと思います。

【三宅裕司】
沢口さんは、熱海五郎一座や伊東四朗さんとのコントライブ、テレビのコント番組などで何度も共演させて頂いて最高のコメディエンヌであることを知っているので、ドラマでは絶対見ることが出来ない喜劇役者沢口靖子をお見せしたい。
そして、アイドル、お笑い、バラエティ、ドラマなど各方面でその才能を発揮し、「女優になる」という夢を達成した野呂佳代さんに、エンターテインメント東京喜劇にチャレンジしていただき、さらに上を目指していただきたい。
何かもの凄い化学反応が起こりそうな気がする。
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