ツアー終盤を迎えたメンバーたちは、神奈川での公演時に語っていた「回を重ねるたびにスケールアップする」という言葉どおり、演出・セットリストともに充実したステージングを展開。30日の公演では、オープニングで日本デビュー曲「Earth, Wind & Fire(Japanese Ver.)」と「Dangerous」を披露し、「Who’s there? BOYNEXTDOOR!」の掛け声で会場の熱気を一気に引き上げた。
序盤には「But I Like You」「l i f e i s c o o l」「OUR」など、清涼感のあるナンバーが続き、観客のペンライトが大きく揺れる。さらに「Call Me」「20」といったシックな楽曲を経て、2023年の日本デビューシングルに収録されたオリジナル曲「GOOD DAY」では、ファンとの1年間の歩みを振り返るような演出で感動を誘った。
中盤には、グループのマスコットキャラクターと共演した「ABCDLOVE」や「Amnesia」「Fadeaway」など、ポップな魅力にあふれた曲が並ぶ。3回目のトークでは、アンコール公演で採用されたトロッコでのパフォーマンスについてメンバーが言及し、会場との距離をさらに縮めた。
注目のユニットステージでは、3人ずつ2組に分かれたパフォーマンスを披露。JAEHYUN、LEEHAN、WOONHAKによる「Bling-Bang-Bang-Born」(Creepy Nutsカバー)と、SUNGHO、RIWOO、TAESANによる「青と夏」(Mrs. GREEN APPLEカバー)では、普段とは異なる一面を見せ、観客を驚かせた。特に「Bling-Bang-Bang-Born」はCreepy Nutsとは一味違った、煌びやかなパフォーマンスとなり、会場を大いに盛り上げた。
後半はミディアムテンポの楽曲を中心に構成。カラオケ企画「KNOCK ON カラオケ」では、ファンと一体となった合唱が繰り広げられ、終盤の盛り上がりを加速させた。
本編最後は「One and Only(Japanese Ver.)」とダンスブレイクを加えた「Nice Guy」で締めくくり、アンコールでは「Serenade」「400 Years」「So let’s go see the stars」「I Feel Good」などをたっぷりと披露。
公演中には、8月20日に日本2ndシングル『BOYLIFE』をリリースすることもサプライズで発表。タイトル曲が日本オリジナル楽曲であることも明かされ、観客からは大きな拍手が送られた。
デビューから約1年で日本のアリーナに立ち、多彩なステージを構築したBOYNEXTDOOR。今後は韓国・ソウルでのファイナル公演(7月25日~27日・KSPO DOME)を経て、8月には米・シカゴで開催される『Lollapalooza Chicago』への出演も控えている。