原作コミックスではアイアンマンの後継者とされているリリ・ウィリアムズ。トニー・スタークを演じたロバート・ダウニー・Jr.からも「とても楽しみにしているし、応援しているよ」とお墨付きを得ている。しかし、来年公開予定の映画『アベンジャーズ:ドゥームズデイ(原題)』の現時点で発表されている27人のキャストの中に、ドミニク・ソーンの名前は含まれていない。
『アイアンハート』の製作総指揮を務めるライアン・クーグラー(「ブラックパンサー」シリーズ、『罪人たち』)は、MCUにおけるアイアンハートの今後についてこう語っている。
「(MCUの)世界は今、ドクター・ドゥームの影響を強く受けるユニバースになりつつあります。彼は“魔法とテクノロジーの融合”の元祖のような存在です。だから、次に何が起ころうとも、リリはその世界に存在する準備ができていると思います」と、『アベンジャーズ:ドゥームズデイ(原題)』への期待を込めたコメントを残した。
さらに、製作総指揮兼脚本のチナカも「今回の6話では、原作コミックを“まだこれしか触れられていない”と思っているんです。リリの物語はまだたくさんありますし、今回は描けなかったストーリーもいくつかある。だから、すでに存在する作品の中で彼女の姿をぜひ見たいです」と、さらなる展開を示唆。
一方で、「彼女には文字通りどこへでも行ける可能性があるとも思います。
トニーの出身校でもあるマサチューセッツ工科大学に通うリリは、生まれ持った頭脳と型破りな発想で自作のガジェットやスーツを開発してきた超天才。そんな“テクノロジー”を操るリリの前に現れるのが、二丁拳銃を携え、“魔法”のような能力を操る危険な香り漂う男パーカー・ロビンス/フッド(演:アンソニー・ラモス)。リリの才能に目をつけ、「面接」と称して試練を課し、怪しげな組織へ誘うパーカーは、果たしてリリと手を組むのか、敵対するのか。
“テクノロジー”と“魔法”というテーマの対決も期待される中、ライアン・クーグラーが語るように、MCUの若手ヒーローたちが続々登場する今、アイアンハートがどのようにその存在感を発揮していくのか注目が集まる。