人生を諦めかけた人々が「負けたら即死」のゲームで巨額賞金を賭けたサバイバルに挑む世界的メガヒット作で、ソン・ギフン(イ・ジョンジェ)がゲームを終わらせるため再び参加したシーズン2より参加番号222の妊婦・ジュニ役で出演するチョ・ユリに、作品への思いや撮影秘話を聞いた。
――「イカゲーム」が世界的な社会現象になりました。そんな作品に出演が決まったときのお気持ちは?
【チョ・ユリ】私自身、この作品の大ファンだったので、長いオーディションを経て参加できてとてもうれしかったです。尊敬する大先輩方とご一緒できることもすごく光栄でしたし、監督の作品も個人的にとても好きで、以前からよく拝見していたので、一緒に作ることができたことは本当に感謝しかありません。
――ジュニの役作りについて教えてください。
【チョ・ユリ】 ジュニは妊婦であることが大きなポイントで、出産シーンもあるので、現実味を持たせる必要がありました。実際に出産を経験された方や育児をされている方が見ても違和感がないようにしたかったんです。そのために産婦人科の先生にお話を聞いたり、母に母性愛について相談したり、育児日記を読んだりして、しっかり準備して役作りを進めました。
――撮影で最も過酷だったシーンは?
【チョ・ユリ】シーズン3の「かくれんぼ」です。心身ともに本当に大変で、たくさんの死が絡むだけでなく、ミョンギとの関係が大きく変わる場面でもあり、自分の中でその感情を表現するのがすごくつらかったです。
――クムジャ(演:カン・エシム)、ヒョンジュ(演:パク・ソンフン)の絆が素晴らしかったです。撮影中の3人のエピソードは?
【チョ・ユリ】 お二人は役柄の上でも、共演者としても本当に頼りになる存在でした。
――シーズン3の見どころを教えてください。
【チョ・ユリ】ジュニとミョンギの関係がこのシーズンでどう「整理される」のか、その着地点をぜひ見届けていただけたらと思います。
――『イカゲーム』から学んだ生き残り術は?
【チョ・ユリ】私は「経験者のそばにいること」が大事だと思いました。経験豊富な人の横にいることが、生存率を上げるポイントだと感じています。