“世界一長寿のクラシック音楽番組”としてギネス認定を受けている『題名のない音楽会』が放送60周年を記念して制作したのが4回のシリーズ企画「山田和樹が育む未来オーケストラの音楽会」。
個人賞の石丸は「『題名のない音楽会』の6代目司会者として、クラシック音楽の魅力をわかりやすく伝える。60周年記念番組でも、平易かつ端的な解説で、番組と視聴者の橋渡し役として存在感を放った」というのが受賞理由だった。石丸は壇上に上がると「この番組はチームで作っています。皆さんがそれぞれの場所、任務のあるところで取った賞が、この賞だと思っております」と笑顔を見せた。意識しているのは、音楽に親しみがない人にどう届けるかという。伝えたいクラシックの魅力を問われると「クラシックの名のように何百年も残っている音楽を、これからも多くの方に知っていただきたい。実は過去のものではなく、今も息づいている。若い演奏者たちが引き継いで、また伝えようとしている。それを私は見守り続けたいと思います」と決意新たに。「この番組を通して、多くの方が音楽に親しんでもらえたらうれしい」と呼びかけていた。
同賞は、過去1年間(2024年4月~25年3月)の放送・配信された中から選ばれた、優れた番組・コンテンツや個人、グループに贈られる。