88歳・野沢雅子、衰え知らずの"かめはめ波"の秘訣に会場騒然　瞬発力にも自信たっぷり

声優の野沢雅子（88）が9日、東京・丸の内TOEIで行われた映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』（2022年公開）上映前舞台あいさつに登壇し、パワフルな”かめはめ波”の秘訣について告白。まさかの内容に会場が騒然となった。 東映最後の直営館であるとともに日本最後のロードサイドシアターとしても愛され続けてきた丸の内TOEIは、東映会館の再開発に伴い27日に65年の歴史に幕を下ろす。そのグランドフィナーレを飾る『さよなら 丸の内TOEI』プロジェクトの一環として、5月9日から閉館する27日までの80日間にわたり100作品以上の傑作特集上映を開催中。野沢が声優として出演した本作は、第11週となる18日～24日に上映される。 言わずと知れた"声優界のスーパーレジェンド"である野沢は、「ドラゴンボール」シリーズの孫悟空、孫悟飯、孫悟天の声を担当。ファンの歓声と拍手に迎えられ登場すると、さっそく悟空、悟飯、悟天の声を瞬時に切り替えながらあいさつし、よりいっそう大きな拍手が起こった。 シリーズ通して、激しいバトルシーンは見どころの一つだが、「1番元気なのは野沢さん」なのが共演者の共通認識だという。野沢は「わざと元気にしてるわけじゃないんですよ。静かになんかしてらんないから」とキャラクターを演じる上での不可抗力だと語った。2018年の映画『ドラゴンボール超 ブロリー』では、バトルシーンのあと廊下でグッタリするブロリー役の島田敏を心配する余裕を見せるほどだったという。 トーク中、パワフルな"かめはめ波"も惜しむことなく繰り出したサービス精神あふれる野沢。司会から日々のトレーニングについて問われると、「私のん気だし、ダメなんですよね。役者ですから、本当はしなきゃいけないんです。サボっちゃう」と吐露。喉のケアについては、「毎日やることは、私はただお風呂に入ります。そして、『ガラガラガラ、ペッ！』これでおしまい」と、予想を超えたシンプルな"かめはめ波"の秘訣に、会場は騒然。司会も「普通のうがいですよね…？」と問いかけると、「うがいで大丈夫ですよ」と胸を張って答えた。 ほかにも、スタジオで"かめはめ波"を求められ、快く披露したものの周囲が呆気にとられた様子を見せたというエピソードを不思議そうに明かした野沢。悟空、悟飯、悟天の3人を瞬時に切り替える技術もさることながら、パワフルさも衰え知らず。司会から「田中真弓さんが、『マコさんは寝起きで"かめはめ波"撃てる』っておっしゃってました」と伝えると、「それ言われました。私はできます」と自信満々。「寝てて、パッと起きたらすぐ。アアアとか、（ウォーミングアップを）みなさんやるけど、やらないです」と瞬発力への自負を語っていた。■映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』劇場公開日：2022年6月11日監督：児玉徹郎あらすじ：かつて、孫悟空により壊滅した悪の組織〈レッドリボン軍〉の意志を継いだ者たちが新たに最強の人造人間・ガンマ1号、2号を生み出すと、彼らは自らを「スーパーヒーロー」と名乗り、ピッコロや悟飯らを襲い始める…！迫りくるキキを前に目覚める本当の「スーパーヒーロー」とは!?