同書は、兒玉がアイドル活動中に発症したうつ病との向き合い方や、休業を経て現在に至るまでの苦悩と回復のプロセスをつづったノンフィクション作品。
目次では、「アイドルと、うつ」「深く潜って、浮上する」など、当時の心情や日常の変化が率直に語られている章が並ぶ。ファンや読者のみならず、心の不調に悩む人々にとっても共感と励ましを与える内容になりそうだ。
兒玉は、HKT48の1期生として2011年にデビューし、“はるっぴ”の愛称で親しまれた。AKB48との兼任や選抜入り、センター抜擢など順調なキャリアを歩む中、2017年に心身の不調で休業。復帰後の2019年にグループを卒業し、俳優として新たな道を歩んできた。