「クルマを超えて、クルマを愉しむ」がキャッチフレーズのオートモビルカウンシルは、今年で10回目の節目。今年はカーデザインの世界的巨匠として知られるジョルジェット・ジウジアーロ氏が緊急来日し、トークショーも開かれるのだとか。大ファンだというMCおぎやはぎのため、番組ではもちろん取材オファー。ところが、結果は無情にも…。小木も「嫌いになっちゃうわ~」としょんぼり。というわけで、生ける伝説の姿を遠巻きにでも見ようと、あの手この手でチャレンジする一行だった。
おぎやはぎと同じように、和田氏もジウジアーロ氏のデザインに魅了された1人だ。1984年に日産自動車に入社。『セフィーロ』『プレセア』『グロリア』などのデザインを手掛け、海を渡りドイツへ。アウディでさらに腕を磨き、現在は独立して、第一線で活躍中。「アウディにもの凄い日本人デザイナーが入ったってうわさはあった」と小木。その人物が和田氏だと知り、目が点に。
「世界を変えたマエストロ」と題した企画展示には、ジウジアーロの名作たち10台がズラリ。なかでも、ジウジアーロ氏の出世作を高性能化した1965年登場のアルファ ロメオ『ジュリア スプリントGTA』については、デザインにまつわる意外なエピソードも明かされる。おぎやはぎも「アルファロメオ好きは全員欲しい車」「ここから始まるみたいなところがある」と絶賛。さらに和田氏が、同車のデザインの意図やカーデザイン界に与えた影響などをわかりやすく解説。おぎやはぎは、感心する。