松本まりかが主演を務めるテレビ朝日系金曜ナイトドラマ『奪い愛、真夏』(毎週金曜 後11:15)が、18日からスタートする。シリーズ最新作として注目を集める今作に、鈴木おさむ作品の常連・水野美紀がレギュラー出演することが決定した。


 『奪い愛』シリーズは、2017年にテレビ朝日系・金曜ナイトドラマ枠で放送された『奪い愛、冬』を皮切りに、19年には『奪い愛、夏』(ABEMA)、21年には『殴り愛、炎』『奪い愛、高校教師』と、新作が制作されるたび、ネット・SNSを中心に大きな反響を呼んだ。

 最新作では、行き詰まった人生をリセットすべく、新たな一歩を踏み出した主人公・海野真夏(松本)と、元カレにそっくりな妻帯者の社長・空知時夢(安田顕)が、激しく葛藤しながらも惹かれ合い、禁断の愛に翻弄されていく。その2人を中心に、これまでを超える、進化した愛と葛藤の灼熱“ドロドロキュン劇場”が展開される。

 シリーズ第1作目の『奪い愛、冬』(2017年)や、『奪い愛、夏』(2019年)で、日本中に強烈なインパクトを与える怪演を披露した水野。『奪い愛』シリーズの立役者である水野が今回、汚れなき白い着物をまとって演じるのは、真夏の母・海野三子(うみの・みつこ)。三子は母であると同時に、“ひたすら愛に生きた女”で、まだ高校生だった真夏を捨て、愛する男性と2人で生きていくことを選んだ恋愛至上主義の女性だった。そんな三子は、たびたび真夏の夢の中に現れ、禁断の愛に迷い苦しむ娘の心をかく乱していく。

 水野は「今までに演じたことのないキャラクター」という三子役を与えられ、「全身全霊で演じ、真夏の気持ちをかき乱していきたい。おさむさんはいつもキャラクターの骨組みだけ提示して、『あとはお好きに』という感じなので、“空き地にパビリオンを建てるようなイメージ”で役作りをしています」と、胸を躍らせる。

 また、今回は『奪い愛、夏』でも共演した松本と親子役で再共演。「まりかちゃんは打てば響く俳優さん。今回も『奪い愛、夏』の撮影時の感覚が、懐かしくよみがえってきました」と、顔をほころばせる。
そんな水野は第1話冒頭から、さっそく登場する。

■水野美紀(海野三子・役)コメント
――『奪い愛、真夏』への出演が決まった時のお気持ちをお聞かせください。
 私は第1作目の『奪い愛、冬』(2017年)で、(鈴木)おさむさんや監督たちと一緒に“ドロキュン”というジャンルを一緒に立ち上げた創設メンバーという気持ちでいるんです。なので、今回も“特別友情出演の卒業生”みたいな感覚で、撮影を楽しみにしていました。

――2019年の『奪い愛、夏』でも共演した主演・松本まりかさんの印象を教えてください。
 まりかちゃんは一緒に楽しくクリエイトできる、打てば響く俳優さん。熱量には熱量で、シリアスにはシリアスで、オモシロにはオモシロで返してくれるんです。今回も一緒に撮影しながら、本当に楽しかった『奪い愛、夏』の撮影時の感覚が、懐かしくよみがえってきました。

――海野三子をどんなふうに演じていきたいですか?役の印象も併せて教えてください。
 三子は“恋愛が仕事であり、趣味であり、人生のすべてであり、生きがいのすべて”みたいな人。男の人に依存しないと生きていけない、恋愛依存症のようなお母さんなんです。私が今までに演じたことのないキャラクターですね。

 演じるにあたっては、“空き地にパビリオンを建てるようなイメージ”で役作りをしています。というのも、(鈴木)おさむさんはいつもキャラクターの骨組みだけ提示して、「あとはお好きに」という感じなので、演じる際の自由度が高いんです。しかも、今回は娘・真夏の夢の中に出てくるシーンが多いですから。夢の中って何でもアリじゃないですか!そのあたりも最大限に楽しみながら、演じていきたいです。

――視聴者の皆様へメッセージをお願いいたします。
 皆さんのご期待を超える楽しい作品になると思います!私も三子を全身全霊で演じ、真夏の気持ちをかき乱していきたいと思っていますので、ぜひ最後までご覧ください。
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