今回の公募では、ライブアクション部門(インターナショナル/アジアインターナショナル/ジャパン)、ノンフィクション部門、アニメーション部門、東京をテーマにしたCinematic Tokyo部門、25歳以下の若手対象のU-25プロジェクト、企業・自治体などによるブランデッドムービーのBRANDED SHORTS、短編小説や漫画・脚本を選考対象としたBOOK SHORTSアワードなど、ジャンルも幅広く展開。SSFF & ASIAのグランプリ作品には「ジョージ・ルーカス アワード」が授与され、優秀賞受賞作は米国アカデミー賞短編部門への推薦対象となる。
さらに、ソーシャルメディアで公開されたショート動画やTikTok映像もノミネートの対象とし、「食」「アート」「縦型」「ホラー」「コメディ」など、多様なテーマの作品も積極的に受け入れる。既存の部門に加え、近年は「SHIBUYA DIVERSITY AWARD」や「地球を救え!環境大臣賞」「HOPPY HAPPY AWARD」「J-WAVE SOUND OF CINEMA アワード」など、多彩な賞が設けられ、ジャンルや社会的テーマを問わず広く作品が評価されている。
映画祭運営は、DAO(分散型自律組織)の考え方を取り入れ、ルールや予算管理、投票プロセスの透明化も進める。これにより、映画祭・クリエイター・オーディエンスの間に双方向のコミュニケーションが生まれ、参加者同士がつながる新たなコミュニティの構築が期待されている。
SSFF & ASIAは、1999年に俳優・別所哲也の発案により誕生。2004年にはアカデミー賞公認映画祭に認定され、2018年からはグランプリにジョージ・ルーカスの名を冠するなど、世界の若手クリエイターにとって登竜門となってきた。近年ではアカデミー賞推薦枠も拡大し、インターナショナル部門、アジアインターナショナル部門、ジャパン部門、ノンフィクション部門、アニメーション部門の各優秀賞が対象となっている。
2026年に向けて、映像表現の多様性がますます広がるなか、SSFF & ASIAは世界中のフィルムメイカーたちからの挑戦を歓迎している。