動画では、ひき肉の練り方や成形するときのコツ、焼き方、ソース作りのポイントなどを実践しながら細かく丁寧に解説したが、一貫して伝えていたのは「誰のために作るハンバーグなのか」を意識し、そこから逆算して調理するということだった。
◆材料の割合によって食感が異なる
たとえば、材料については、その割合によってハンバーグの食感が違ってくることを解説し「玉ねぎが多いと、固形物が入るので歯切れが良くなります」「卵は火が入ると膨れるので、ふわっとした食感になります。卵が多ければ多いほど、ふんわりした感じになります」と志麻さん。
続けて「パン粉、牛乳が多いと柔らかくなってきます」「気分的に肉肉しい感じのハンバーグを食べたいという時は(パン粉を)減らせばいいだけ」などと話し、「その辺をイメージしながら、自分の好みのハンバーグに調整して、量を加減しながら作っていくっていうのが一番いいと思います」と伝えた。
なお、今回紹介したレシピでは、3人の子どもがまだ小さい志麻さん家流の「柔らかめのハンバーグ」の分量・作り方を紹介している。
◆焼き方もシーンによって調節を「水分を入れてフタをして焼くとすごく柔らかく」
ほかにも、“誰のため=子どもが食べるハンバーグ”にするため、成形する際は子どもが食べやすいようなサイズ感を意識(1つしっかり食べ切れるか、小さめにして2つ食べられるようにするなど)。
焼きの工程でも「水分を入れてフタをして焼くとすごく柔らかくなります。蒸気が多いので、その蒸気でハンバーグのカリッと焼いた焼き目がふやけて全体的にふわっとした柔らかい焼き上がりになります」と説明し、「私はシチュエーションによるんですけど、本当に子どもたちが小さい時は蒸し焼きにすることが多く、お水を入れることが多かったですし、今はわりとしっかり食べられるようになってきたので、水を入れずに蒸し焼きにしています」と話していた。
概要欄では、“わが家のレシピ”を紹介しつつ「いろんな好みがあると思いますが、理想のハンバーグを目指して、ぜひ作ってみてください!」とメッセージしている。
コメント欄には「目からウロコ」「誰もが好きなハンバーグ、奥が深いですね」「お子様に合わせてハンバーグの大きさや焼き具合を変えてあげるのは良いですね 志麻さんの愛情を感じました」「調整の仕方や焦げ目の理屈、とても勉強になります」「つなぎや卵、玉ねぎの役割まで今回も細やかな解説をありがとうございます」「普段何となく作ってるハンバーグのコツを言葉で伝えて下さって、めちゃくちゃ分かりやすかったです~!」など、さまざまな声が寄せられている。