『ウルトラマンオメガ』(テレビ東京系)で主人公・オオキダソラトを演じる近藤頌利が、このほど関西凱旋。『ウルトラヒーローズ EXPO 2025 うめだサマーフェスティバル』(8月8日~24日、大阪・梅田サウスホール/阪神梅田本店8階催事場)の開幕初日に登場した。


 子どもたちの大きな拍手で迎えられ、「こんにちは!」と呼びかけるとより一層大きな拍手。オオキダソラトとして「近藤頌利の目標は、阪神タイガースの(本拠地である)甲子園で始球式をすることらしいです」と目を輝かせた。

 セレモニーの最後には、会場の子どもたちから「ウルトラチャージ」でパワーをもらってウルトラマンオメガに変身。ウルトラマンゼロ、ウルトラマンゼットもステージに呼び込まれ、ウルトラヒーローたちが一堂に介した。

 近藤は「きょうはお集まりいただきありがとうございます。たくさんの人に愛されているのはとてもうれしいことです。このあとのライブもお楽しみください!」とメッセージを届けた。

■近藤頌利 コメント
――大阪ご出身とのことですが、地元・大阪で「ウルサマ」に出演される意気込みを教えてください。
近藤 東京でも開催されましたが、すごく盛り上がりました。僕はもともと演劇をやっていたんですけど、演劇とはまた違う熱量のお客様が来てくれていて、普通の演劇と比べたら歓声もすごく多いんです。もともと演劇も東京より大阪の方のほうが熱量を開放されているお客さんが多いので、今回の大阪の「ウルサマ」では、もっとすごいお客さんの熱量を浴びられるのかなと思うとワクワクしています。

――ステージの見どころは?
僕たちオメガもそうですし、「ウルサマ」にはいろんなウルトラマンが出てくるので迫力がありますし、アクションシーンが見どころと言っても過言ではないかなと思います。

僕も昔、デパートとかでヒーローショーを見に行った記憶があるんですけど、初めて「ウルサマ」を見たときに「ヒーローショーってこんなに進化しているんだ!」と衝撃を受けました。今回初めて「ウルサマ」に来られる方々はライブステージを見て完成度の高さにびっくりすると思います。

――テレビシリーズの放送も7月5日から始まりました。作品の見どころは?
僕が演じるオオキダソラトというのは記憶がないウルトラマンで、ウルトラマンであることも、自分が宇宙人であることもわからない。だから、地球の知識がまったくなくて、そんな彼がホシミコウセイを中心にいろんな登場人物と関わって成長していきます。人として成長する物語は結構あると思うんですが、ソラトは「人に成長する物語」なんですよね。これまでにないテイストの作品なので、そこが見どころかなと思います。

――『ウルトラマンオメガ』の周囲の方々からの反響はいかがですか?
僕が30歳を越えていたので、親世代になっている友だちがけっこういるんです。その方々が「ウルサマ」に遊びに来てくれたりするので、ウルトラマンを通して俳優をやっている自分を届けられるのはすごくうれしいですし、ありがたいです。

――オオキダソラトを演じてよかったことは?
たくさん声援を浴びるのはすごくうれしいですし、なかなか味わえない気持ちになります。「ウルサマ」で、何百人というお子様から「がんばれ!」と言ってもらえるなんてそうそうないことなので、気持ちいいというか……うれしいというのが大きいです。それは、ソラトがウルトラマンに変身するからこそいただける気持ちです。


――役作りをするためのインスピレーションの源は何でしょうか? 過去の作品を参考にされましたか?
正直、ウルトラマンシリーズを参考にはしないと決めていたんです。というのも、自分が考えていきたいというか。おもしろいものが浮かぶ自信があったのと、マネをしてもダメだと思ったので、参考にはしませんでした。でも、ウルトラマンの世界観は身につけておこうと思ったので、『ウルトラマンX』くらいから平成の過去10年くらいの1話はほとんど見ました。役作りというよりは、作風を参考にしました。

――ソラトは本を読んでいろんなことを覚えていっていますが、最終話には天才になっているのではないでしょうか。
どうでしょうか(笑)。ソラトは見ていただいてわかるようにものすごく吸収の能力が高いんです。字も読めるようになりましたし。2話では就活の本を読んでいるんですけど、あれは僕が「ソラトが就活セミナーの本を読んでいたらおもしろいんじゃないか?」と思ってアイデアを出しました。

――現場で皆さんが意見を出し合いながら撮影するんですか?
そうです。監督の意見も僕らの意見も、皆で相談しながら。
時間がない中の撮影ですが、意外と(俳優に)芝居を考える時間を設けてくださるので、そうやってディスカッションしながら作ったところが多いです。ただ台本を表現するのではなくて、いろいろ相談しながら作品をつくっていくというのもおもしろい点かなと思っています。

――世代的に、子どもの頃に見ていたのは?
僕は1994年生まれなので、ティガやダイナ、ガイアでしょうか。その時期くらいに見ていた記憶はあります。
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