今作は、日本の連ドラ史上初の「水上警察」を題材に、佐藤演じる刑事と水上警察署のチームが、東京の海や川を警備艇で駆け巡り事件を追う、大迫力のマリン×クライムエンターテインメント。船や海のシーンを圧倒的なスケールで描き、犯人の船を追いかけるドキドキのシーチェイス、息をのむ海上アクションなど、これまでの警察ドラマの常識をはるかに超えた全く新しい作品となっている。
「水上警察」は、実在する警察組織。「東京水上警察署」は2008年までに実在した署で、現在は「東京湾岸警察署・水上安全課」で一つの課となっている。劇中では、「東京水上警察署」として復活し、東京の海や川で起きるあらゆるジャンルの事件に挑む。原作は、緻密な取材とエンタメ性を兼ね備えたミステリー作家・吉川英梨氏による同名シリーズ。
佐藤は、同作がフジテレビ制作連続ドラマ初主演となる。佐藤の水上警察署での刑事バディとして加藤、船を操縦する海技職員として、元乃木坂46で俳優の山下美月を迎え、刑事&海技職員のチームが東京湾に渦巻く犯罪に「船」で挑んでいく、警察ドラマを届ける。舞台となるのは、東京・湾岸エリアで、「水上署」のライバルとして「湾岸署」も登場する。“日本の警備手薄地帯”とも呼ばれる水上でどんな難事件が待ち受けるのか。
佐藤が演じるのは、東京水上警察署の刑事でリーダー・碇拓真。凶悪犯を追い詰める、強行犯係の係長。
そして、情報解禁に合わせて同作のキービジュアルも公開された。東京の象徴的な建物が建ち並ぶ東京湾を背景に、物語の中心となる刑事バディの碇と日下部、海技職員の有馬、さらに“もう1人のメインキャラクター”とも言える警備艇が映った、大海原への航海を感じさせるさわやかなビジュアルとなっている。
【コメント】
■佐藤隆太
――今作のオファーを受けた時の感想を聞かせてください。
今回のお話をいただいて、まず吉川先生の原作を手にしたのですが、そのおもしろさに圧倒され一気に読み切ってしまいました。スケールの大きな事件が次々と展開される世界観に引き込まれましたね。
――主人公・碇というキャラクターの魅力をお聞かせください。
碇ってどこか昭和の空気をまとったような男なんですよね。原作では、多くを語らず、背中でチームを引っ張っていくような頼れる存在として描かれています。今回のドラマ版では、仲間たちと正面から向き合い、言葉でも行動でも引っ張っていくような、少し開かれたキャラクターになっていると思います。それでもやはり、碇の一番の魅力は“背中で語る男らしさ”だと思っていて、そこはしっかり残したいなと。言葉じゃなく行動で見せる、不器用だけど熱くてまっすぐな男。そんな碇の姿を要所要所で表現したいです。
――今作の大きな見どころである船のシーンについて、撮影時の印象やエピソードをお聞かせください。
撮影が始まってすぐに、船に乗って海のロケに挑みました。まだドラマのチームとしても立ち上がったばかりで、みんな手探りの状態でのスタートでした。
――放送を楽しみにしている視聴者の皆さまへのメッセージをお願いします。
水上という特殊なフィールドならではの迫力あるシーンが撮れているんじゃないかと思います。まだまだ撮影は続きますが、皆さんに楽しんでいただけるように全力で作品に向き合っていきますので、ぜひご覧になってください!