原作は、2021年に恋愛ウェブメディア「AM(アム)」で連載され、“恋愛することが普通じゃない”という独自の世界観で描かれる物語が共感を集め話題を呼んだヤチナツ氏によるコミック『もしも世界に「レンアイ」がなかったら』。この世界では普通ではないとされる“レンアイ”(=特定の人を好きになる感情を持つマイノリティ)を自覚し、葛藤する主人公・乙葉(島崎)と、同じく“レンアイ”でありながら、乙葉とは違い感情を隠しながら生きるハレ(ISSEI)のストーリーを描く。
主人公・乙葉が暮らす世界には“恋愛”がない。男も女も相手を決めず、お互いを縛らず、誰とでも自由にセックスするのが普通。しかし、乙葉は特定の人を好きになる少数派の人間“レンアイ”だった。太一(中山優馬)に告白したことで決心した乙葉は、シェアハウスを出てひとり暮らしを始めた。
また、乙葉は環境を変えようとアパレル会社に転職。新しい職場では上司の小町(片山萌美)が同性愛をオープンにしている姿に勇気づけられ、自身が“レンアイ”であることをカミングアウトする。小町から抵抗なく受け入れられたことの喜びから、一夜を誘われた時也(ビッケブランカ)にも同じくカミングアウトしたが、「不快だ」と心ない言葉を向けられてしまう。以降、職場では嫌がらせに近い扱いが続き、傷心の乙葉。紘香(福田沙紀)やナギ(渋谷謙人)で励ましつつ、ナギは乙葉を支えたいと「おれとパートナーやってみる?」と提案する。
今回公開された写真には、乙葉が新たな職場の上司である小町に“レンアイ”であることをカミングアウトする場面、時也からの誘いを断り、対峙する場面などが映し出されている。
また、第4話のエンディング主題歌は夜々による「Let go」に決定。人と違うことや、周りに合わせて生きることに息苦しさを感じる乙葉の姿に、自分自身を重ねるような気持ちで制作された。偽りのない気持ちで、自分らしく生きていいんだと、自分だけの“普通”に気付けるような楽曲となっている。
さらに、今回の書下ろしイラストは、乙葉をはじめとする主要キャスト5人のキャラクターショットをもとに、原作者・ヤチナツ氏が書き下ろしたものになっている。