11月16日開催の『ONE 173: スーパーボン VS 野杁』(有明アリーナ)の追加カードとして、武尊vs.デニス・ピューリック戦が決定した。昨年6月にロッタンに判定負けするも激闘を繰り広げたピューリックとの再起戦に挑む武尊は「自分が再びロッタン選手と戦うための重要なステップだと考えています」と意気込む。


 24年1月から『ONE』に参戦している武尊は、今年3月の日本大会で念願だったロッタンと対戦するも1ラウンドでKO負け。引退もよぎったが現役続行を決意し、8ヶ月ぶりとなる今大会は再起とONE2勝目を懸けた重要な試合となる。

 対するピューリックは、強打とタフネスを武器にONEで存在感を放つ実力者。24年6月の『ONE 167』では、ロッタンとフルラウンドの激闘を展開し、ユナニマス判定で敗れたものの実力を証明した。過去にはジェイコブ・スミスにユナニマス判定勝利を収めるなど、ハイペースな攻防を得意とする。

 武尊は対戦相手について「彼は非常にアグレッシブで、真正面から打ち合ってくれるファイターですので、熱い殴り合いになると確信しています」と分析。また「過去にロッタン選手と対戦し、判定まで持ち込んでいます。彼をKOできれば、ロッタン戦につながる大きなアピールになるはずです」とその先を見据える。

 そして「絶対に負けられない一戦であり、自分の格闘家人生においても非常に重要な試合です。最終章とも言えるロッタ戦につながるこの一戦、ぜひ会場で熱い応援をお願いします」とファンに応援を呼びかけた。

 同大会ではそのほか、フェザー級キックボクシング世界王者統一戦としてスーパーボンvs.野朴正明、フライ級MMAタイトルマッチとして若松佑弥vs.ジョシュア・パシオ、バンタム級キックボクシングで与座優貴vs.スーパーレック、ウェイ・ルイvs.秋元皓貴などが行われる。
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