ももいろクローバーZの玉井詩織が、芸能活動20周年を迎えた今年、初の写真集「たまゆら」「しおどき」を二作同時に発売する。玉井が30歳という節目に臨んだ初めての同写真集。
インタビューでは、小学4年生から芸能活動を始めたというこれまでの20年を振り返ってもらい、30歳を迎えた今の素直な思いを聞いた。

 2005年、スターダストプロモーションに入所後、08年に結成した“ももいろクローバー”として活動を始めた玉井。芸能界に入ったのは小学4年生の頃で「当時は何も分からず、本当に習い事の一環みたいな感覚で、この世界に入りました」と当時を振り返る。それから20年、活動を続けてきていることに「自分でも信じられないです」と思いを語る。

 ももクロ加入直前には、芸能活動の継続が危ぶまれる時期もあったという。「もうここで(芸能の仕事は)終わりなんだなって。新しい人生を考えたこともありました」と明かす。そんな中で転機となったのが、ももクロとの出会いだった。「ももクロのメンバーになれたことで、いろんなご縁をいただいたり、奇跡的な巡り合わせがあって今こうして仕事を続けることができているんだなと思うと、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と語る。

 “芸歴20年”という年月については「結構そこそこのベテランというか(笑)。その数字を改めて見てみるとちょっと恐れ多いというか、びっくりするところはある」と笑い、「振り返ってみると、主にももクロを通していろんな経験をさせてもらってきたなと思いますし、この20年、無駄なことは一つもなかったと思っています」と語る。

 今後について問われると、「長くやらせてもらっていても、まだ経験したことがないことってたくさんあると思うんです。
だから、新しいことにも挑戦していきたい。年齢的にも芸歴的にも“後輩”という立ち位置だけではなくなってきているし、色々なお仕事を経験させていただいたからこそ、どの現場にいても恥ずかしくない自分でいたいなって思っています」とほほ笑んだ。

 さらに「今までやってきたことは、やったからいいやではなく、挑戦させてもらったことをステップアップできるようにしていきたい」とも語る。ももクロとしての歌や踊りはもちろん、「お芝居や、モデルのお仕事だったり…これまで経験させていただいたことを、さらに磨いていきたい」と決意を述べた。

 今年発売される写真集も、新たな挑戦の一つとなっているようだ。1st写真集「たまゆら」では等身大の姿が収められており、ストーリー写真集「しおどき」では脚本家・生方美久氏によるオリジナルのストーリーを元に撮影されており、新たな表情が引き出されている。「二作同時発売の写真集という形は、自分らしいと思うし、ファンの方も驚いてくれるかなと思いました。ぜひ両方の作品を見ていただいて、いろんな私に出会ってほしい」と作品に込めた思いを語る。20年分の経験を糧に、30代でさらなる活躍の場を広げるべく玉井の挑戦はこれからも続いていく。

【作品概要】
玉井詩織1st写真集「たまゆら」
著者 :玉井詩織
撮影 :遠藤優貴
発売日 :2025年8月27日(水)
価格 :3,300円
サイズ :B5
ページ数:128P
発行 :SDP

玉井詩織ストーリー写真集「しおどき」
著者 :玉井詩織
撮影 :濱田英明
執筆 :生方美久
発売日 :2025年8月27日(水)
価格 :3,300円
サイズ :B5
ページ数:128P
発行 :SDP
編集部おすすめ