俳優・磯村勇斗が主演を務める、カンテレ・フジテレビ系月10ドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』(毎週月曜 後10:00)第7話が、きょう25日に放送される。キーマンとなる、教師役の淵上泰史、生徒役の北里琉がコメントを寄せた。


 ドラマタイトルの略称は『ぼくほし』。独特の感性を持つがゆえに何事にも臆病で不器用な主人公の白鳥健治(磯村)が、少子化による共学化で揺れる私立高校にスクールロイヤー(学校弁護士)として派遣され、法律や校則では簡単に解決できない若者たちの青春に、必死に向き合っていく学園ヒューマンドラマ。主人公にとっての良き理解者となるヒロイン・幸田珠々(堀田真由)、理事長・尾碕美佐雄(稲垣吾郎)、さらに生徒や教員たちが物語を織りなす。

 第7話では、同僚教師や生徒からの信頼を集めるようになってきた健治のもとに、2年の島田聖菜(北里)から「先生を好きになるのは、罪ですか?」という相談が舞い込む。家庭環境に悩みを持つ島田は、自分を気にかけてくれる数学教師・巌谷(淵上)に想いをよせているようで…。

■淵上泰史 コメント
第7話は生徒が先生に恋をするという繊細な話です。演じる巌谷は、家庭環境に悩みのある生徒の島田さんを助けたいと思いつつ、彼女からの好意に気づきながら、先生と生徒という立場があり、家庭のことに踏み込めないという現実を前に、悩み、葛藤します。守ってあげたい気持ちはありながら、現実的に踏み込めない部分があるところが演じるうえで難しかったですし、先生と生徒の距離を絶対に保たなければならないという思いは芝居をするうえで大事にしていました。島田さんは巌谷に対して、すごくストレートに感情をぶつけてきます。生徒役の北里さんに対しても丁寧にアプローチするよう、いつも以上に大事に芝居をしました。
恋愛において、大人と違って子どもは駆け引きしないですよね。先生側の目線で巌谷の立場になったときに、そりゃ悩むよな、でも気持ちは分かるなと共感してもらえたらありがたいです。
また、磯村さん演じる健治とのシーンでは、巌谷がこれまで見せてこなかった部分、健治への信頼が垣間見えます。誰しもが経験したことがあるような話で、いろいろな意見が出るだろうと思いますが、先生である前に人としてどう向き合っていくべきかも大事な話になっていると思います。ぜひ注目してみていただけたらうれしいです。

■北里琉 コメント
演じる島田聖菜は家庭環境に悩みがあり、人に甘えることができず、自分の気持ちの伝え方が分からない子です。一人で生きていくために大人にならなきゃと思いながらも、優しくしてくれる人がいたらうれしいし、恋心を抱いてしまうような、純粋な高校生です。役作りでは、いろいろな世代の人に恋愛の話を聞きました。ネット上にあがっている恋愛相談を友達に見てもらって、どう思う?と話を聞いてみました。大人は子どもの恋愛を「どうせ続かないから、今を楽しめばいいじゃん」と考えているようで、大人は今後ずっと一緒にいたい人を恋の相手に考えるようですが、子どもはいま優しくしてくれた人やいま一緒にいたい人に恋をするのかなと感じました。
第7話では、島田が巌谷先生に会いに行き、自分の弱さをさらけ出すシーンが一番の見どころだと思います。淵上さんからは「好きなだけ間を取って大丈夫だし、 自分の気持ちが整うまでセリフを言わなくてもいい。感情をきちんと言葉に乗せることができたら大丈夫」と言っていただき、磯村さんからは「ぼくも緊張していた頃があったけど、 今は大丈夫だから慣れだよ」と緊張をほぐしてくださり、現場で演じてみてその時に感じた気持ちを出すように心がけてお芝居をしました。学生の人、かつて学生だった人、いろいろな立場で考えてもらうきっかけになったらいいなと思います。
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