大阪・関西万博にアンゴラ共和国のシェフ、オクタヴィオ・ネト氏が来日し、アンゴラパビリオンのレストラン「IMBONDEIRO(インボンデイロ)」で新メニューの提供が始まった。

 レストラン名の「IMBONDEIRO」は、アンゴラはじめとするアフリカ地域で “生命の木” と呼ばれるバオバブに由来し、「人々の暮らしに寄り添い、家族やつながりを象徴する」存在。
こうした思想を背景に、どこの家庭でも大切に受け継がれてきた伝統の味を提供する。

 アンゴラ料理は、アフリカの素朴で力強い味わいと、かつての宗主国であるポルトガルの食文化が融合した独自のスタイルが特徴。トロピカルな食材やスパイスを取り入れながら、米や豆、キャッサバ、オクラなど日本人にもなじみのある食材を使い、どこか懐かしく、心温まる。

 伝統的なレシピをもとに現地の味わいを再現し、日本ではまだなじみの少ないアンゴラの郷土料理などを体験できる貴重な機会となる。また、レストランエリアで日替わりのパフォーマンスプログラムを開始。食事と共に、アンゴラの文化を楽しめる。

■メニュー例
サンドイッチ
食感のいいバゲットに、チキンと豚肉をそれぞれ豪快に挟んだサンドイッチ。                      
・MAGOGA(マゴガ)1400円/アンゴラスタイル フライドチキンのサンドイッチ
・PREGO(プレゴ)1400円/キャラメライズした玉ねぎとチーズ、牛肉のサンドイッチ

温かいお料理
アンゴラの家庭で広く親しまれている料理を2品ご用意しました。香り高いバスマティライスと共にお楽しみください。                      
・FEIJOADA(フェイジョアーダ)2150円/黒豆のシチュー
・CHICKEN MOAMBA(チキンムアンバ)2150円/鶏肉をピーナッツグレービーで煮込んだ、アンゴラの家庭で広く親しまれる料理

セイボリー(軽食)&スイーツ
アンゴラ料理を気軽に食べ歩きしたい方や、ビールのお供にぴったりなセイボリーは2種類、スイーツはポルトガルの食文化と融合したエッグタルトや、ピーナッツを使ったケーキなどをお楽しみいただけます。
・PAO DE QUEIJO X 5Pieces(ポンデケージョ5個)900円/もちもち食感のチーズたっぷり、小ぶりなポンデケージョ
・BACALAO CRISPY COD FISH BITE(干しダラのサクサクフリット)1000円/バカリャウと呼ぶ塩漬けの干しダラのやわらかフリット
・PASTEL DE NATA(カスタードエッグタルト)900円
・ICE CREAM(アイスクリーム)800円
・BOLO DE GINGUBA(ピーナッツスポンジケーキ)900円
・CHEESE CAKE GINGUENGA(チーズケーキ)900円

■シェフ/オクタヴィオ・ネト氏
アンゴラで生まれ、7歳のときにポルトガルへ移住。ポルトガル最高のホテル学校「エストリルホテル学校」へ、200名以上の候補者の中から30名の合格者の1人に選ばれ入学。
ポルトガルとアンゴラでは、レストラン Fortaleza do Guincho(ミシュラン1つ星)をはじめ、数々の有名店でスーシェフ、エグゼクティブシェフを務める。国際活動として、世界中から選ばれた8名のシェフの一人として「Awards Menu Dinner」に参加し、アンゴラでのディナーを担当。

「大阪・関西万博という国際的な舞台で、本格的なアンゴラ料理とその魅力を日本をはじめ世界中の皆さまにご紹介できることを、大変光栄に思います。アンゴラの豊かな食文化や独自の味わいを通じて、多くの方々に新たな発見と感動をお届けできれば幸いです」
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