過去のクラウン新人オーディションでは、三山ひろしをはじめ、田中あいみ、原田波人ら実力派アーティストたちを輩出しており、この日は、その3人が応援に駆けつける中、2,572人もの応募者の中から予選(書類選考&音源審査)を通過した全25組27人が出場。
2007年の『日本クラウン創立45周年新人オーディション』で準グランプリを受賞してデビューした三山は、「あのときは緊張でいっぱいでした。歌手になるのは、歌の歌唱力はもちろんですが、ハートとかその思いを伝える気持ちがとても大事です。そして、歌手になったあとが勝負ですので、そんなことを思いながら頑張ってください」と、出場者たちにアドバイスを送った。
決勝大会で「かもめが翔んだ日」(渡辺真知子)と「オリビアを聴きながら」(杏里)を歌い、見事グランプリを受賞した生田さん。受賞の感想について聞かれると「信じられない気持ちでいっぱいです。皆さん、歌がお上手な方ばかりでしたので、その中で私を選んでいただけたのは本当に光栄で、大変有り難く思っています」と喜びをかみしめる。また、「今回の勝因は何ですか?」と記者から質問され、「他の方にはない声質を持っていると思うので、それが勝因だったと思います」と回答。
小学校4年生のころからプロのアーティストを目指してきた生田さんは、日本クラウンからデビューが予定されており、「私の夢は、聴いてくださる方に寄り添うようなアーティストになることです。皆さまに安心感や勇気を与えたい…。そして、武道館で歌ってみたいですし、あこがれの番組・Mステ(ミュージックステーション)に出てタモリさんにお会いしたい(笑)」と笑顔を見せた。
なお、準グランプリは堀田晃平(ほった・こうへい)さん、ニッポン放送賞は有沙瞳(ありさ・ひとみ)さんが受賞した。