高地は、車谷良介役で主演する。意気込みを問われると「本当にステージ上、客席を走り回る。スタッフ、キャスト全員がケガなく、40公演を終われたらいいと思います」と話していた。
座長として引っ張る意識を問われると高地は「座長らしいことは何もできていない」と謙そん。食事会などを開くなど、雰囲気作りは心掛けたという。するとオラキオは「男子楽屋に誰一人、ティッシュを置いていなかった。硬いペーパータオルとかを使っていたんです。それを見て、次の日に1番いいうるおいのあるティッシュを入れてくれた。そんなに細かいところまで!ティッシュを入れてくれる座長です!」と熱弁した。高地は「なんか弱い…。見出しになると弱くないですか?」と苦笑いだった。
今作は舞台『正しいロックバンドの作り方 夏』(2020年)やミュージカル『SUNNY』(23年)、ドラマ『石子と羽男―そんなコトで訴えます?―』(22年)、スペシャルドラマ『必殺仕事人』(23年)、映画『泥棒役者』(17年)などジャンルを問わず多くの作品の脚本や演出を手掛ける西田征史氏の完全オリジナルストーリーで、自身の演出により上演する。
ある日思いがけず2000万円の取引を知った、何をやってもうまくいかない男・良介(高地)は親友にそそのかされて横取りを決意し周りを巻き込み大騒動に…ついてない男は人生を変えることができるのか。高地と西田氏の初タッグで届けるドタバタコメディとなる。
会見には、森永悠希、大野いと、佐藤仁美、片桐仁、西田征史氏も参加した。
同舞台は、26日から9月16日までの東京グローブ座で。その後、大阪、福岡でも順次上演される。
■あらすじ
運もない。お金もない。夢も希望もほとんどない―そんな車谷良介が暮らす街に、巨大ショッピングモールがオープンする。浮足立った住民たちの高揚した空気が街に満ちる中、彼の耳に飛び込んできたのは、“一攫千金の情報”だった。藁にもすがる思いで、親友の土居を巻き込み、人生の一発逆転をかけて動き出すのだが……。
果たして良介は、千載一遇のチャンスをつかみ、冴えない日常から抜け出すことができるのか?ショッピングモールを舞台に、懸命に生きる人々が織りなす群像喜劇の幕が上がる。